耕作放棄地の活性化策

限界集落と言う言葉がある
65歳以上の高齢者が50%以上を占め
社会的共同生活の維持が厳しい集落を言う
全国で約7900 うち420があと10年で消滅すると言われている
限界集落では耕作放棄地がどんどん増加している
耕作放棄地とは過去1年間以上作付けせず、将来数年の間に
耕作する見込みがない農地のことだ
 
農林水産省の調べでは2005年農家の聞き取りでの調査だったが
38,6万ヘクタールの耕作放棄地があると報告されている
10年間で6割の増加だ
1975年から30年の間では約3倍に増えている
過疎が進む中山間地域に5割以上が集中している
しかも現状ではそのまま使えない荒れた状態が7割をしめる
 
2010年4月農林水産省は全国の市町村で調査し
全国の耕作放棄地は28.4万ヘクタールと発表した
今までは農家の申告の数字を基にしていたため実態が分からなかったと言う
それにしても大きな面積である
 
耕地面積は昭和35年には607万ヘクタール、昭和60年には538万ヘクタール
平成7年に504万ヘクタール、平成20年には463万ヘクタールと減少の一歩
 
耕地面積はどんどん減少し耕作放棄地は増加していく
まさに日本農業衰退の大きな原因をこれだけでも見ることが出来る
 
農業だけでは生活できない
少子高齢化で後継者がいない
作業が辛い
などで耕作放棄地は増え続けているが
法律上の耕作放棄地は農地
所有者が農業を廃業すれば税金が一挙に上がる
こんな面もあってそのままとなり年々増えているのが現状だ
 
ただ耕作放棄地も中山間にすべてあるわけではない
平地、都市部にも相当あるという
都市近郊に住むさまざまな人を田畑に誘導することにより
地産地消や食育そして食料の自給率アップに繫げられれば一挙両得の地域活性化策だ
 
ここで耕作放棄地の地域活性化のある取り組み事例を紹介しよう

マイファームは2007年設立したばかりのベンチャー企業だが
農家の放棄地を農園に再生し、個人に農家が農園を貸す仲介や管理を行なっている
年内に農園は都市圏に100箇所程度にする方針
現在利用者は1000組だが将来的には大きな伸びを期待しているようだ
 
農林水産省も本腰を入れ始めた
10万ヘクタールの耕作放棄地の解消だ
復元のための助成金を考えている
地方公共団体も補助金など独自の政策を取っているところも目立ち始めた
 
耕作放棄地は考え方を変えれば異業種連携のアイデアの場であり宝の山だ!
国にはITによる耕作放棄地クラウドの蓄積を提案したい
衛星画像などを通じて全国の耕作放棄地の分布の実態
参入したい企業や団体への情報提供などで農業への誘導
策としても期待できる
また国として若い人を農業に誘導する仕組み(緊急雇用や助成金など)
ファンド方式、農園株主、ふるさと農園、民間企業の参入など
それぞれの地域ならではの発想を取り入れ
地域の力で様々な世代の方々を農地に呼び込みながら
新しい農業のあり方は農業クラウドの情報発信で日本国民全体で考え行動していく
 
それから生まれる真の地産地消、食育、そして農業の活性化が
食料の自給率のアップと
明日の日本の活性化を作りだしていくと確信している