中国で一番有名で影響を与える日本人が北京にいる
加藤嘉一(かとうよしかず)
1984年静岡県生まれの26才
2003年に奨学生として北京に行き北京大学に入り中国語を学んだ
北京から見ると見えなかった日本の良さや世界が見えてくると言う
現在、フィナンシャルタイムス中国語版のウェブサイトのコラムや
香港テレビのフェニックスネットのブログの連載を始め雑誌などの連載物も多数
昨年の取材回数は318回
そのほとんどがテレビメディアだ
生放送でも中国語で日本の考え方を話す
独特の柔軟でバランス感覚のよさが中国で
加藤現象と言われるブームまで巻き起こした
いまや日中関係に関しては
若手としてはもっとも有名な日本人である
2005年4月9日
歴史問題をめぐる教科書問題で
中国の大衆が反日感情で日本を攻め立てたことをきっかけに
中国が誤解している点や
自分が良いと思っていること、悪いと思っていることを言おうと思った
テレビの取材に対し
これは外交問題
どちらが悪いと言うことではなく、自尊心を尊重しながら
お互いが反省し対処する問題だと思いますと回答した
このことが注目を浴び、様々な中国メディアに登場するきっかけとなる
彼の日常は 4時起床、一時間ほど沈思黙考、そのあと15キロのジョギング
朝食後2時間ほどコラムを書き外出、夜は論文を書く
人民日報と中央電視台のニュースは必ず見る
彼は走ることがテーマだと言う
価値観、人生観は走ることから形成され、走ることは僕の原点だと言う
中国では80後(ポスト80年)と言う言葉がよく言われ、影響力も増大している
1980年代生まれの若者
無責任、利己的、理解できないの−イメージと
開放的、伸びやか、何事にもとらわれないの+イメージがある
年功序列型の日本では若者が社会の核として捉えられるのはほとんどない
中国では若者が物を言い、注目され、珍重され影響を与えている
中国メディアでは加藤氏が日本の80後の代表だと考えているのかもしれない
世界から見ると日本が違うことが判ってくる
様々な日本基準は日本独特のものだ
グローバリゼーションは日本の宿命
世界の中の日本は日本の中にいるとほとんど見えてこない
日本の若者はハングリーさが足りない
中国にあって日本にはないもの それは爆発力だ と彼は言う
今回の尖閣列島問題が悪化する中、抗日感情が高いと言われる重慶で講演を行なった
今回の問題は2005年以来の更なる恐怖にさらされている
これは本音であり直感だ と感じていた彼にとって
講演会の主催者は私はあなたのバランス感覚を信頼していると言ったという
様々な日本の事業が中止、延期に追い込まれている中
まさに彼が中国でどのくらいの影響を持った存在であるかを大きく物語っている
私も中国を旅して感じることだが
中国がますます大きくなりますます安定し
日本は中国から得るものが年々大きくなってきていると思う
中国と日本の共通利益はお互いの将来にとって疑いがないほど重要だ
そんな中で今後の日中友好は中国語で日中関係を語れる人材だ
どちらの国の文化やカルチャーも理解し
日本人が中国の言葉でネゴシエートすることこそ大きな突破口になる
全体適切を考え自分の意見を語り、押し付けない柔軟さとバランス感覚
そんな中国語を語れる日本人の若者が加藤氏だけではなくもっともっと増えて欲しい
それが将来を見据えた日中友好や日中活性化のベースになると確信する



