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りょうくんの秘密

りょうくん と言っても
プログルファーの話ではない
果物のブランド名だ
パッケージもとても可愛い
聞けばご主人の名前だという
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緑の里 りょうくん
いまやここの果物は口コミだけで大評判となり東京、大阪からも
注文が多くバイヤーなどにも注目をされている
生産量が少ないため残念だが一般の人にあまり出回らない
 
私は昨年から知り合いになったので一度訪れてみたいと思っていた
木成り完熟で収穫したみかんの美味しさは食べてこそ実感する
ここのみかんは本当に甘い
しかも自然のまろやかな甘さなのである
今日はそのりょうくんの秘密を探りにお邪魔した
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日南市大堂津から山のほうに入って10分ほど
温暖な日当たりの良い斜面にみかん園が見えてくる
 
ご主人は田中良一さん
木成り完熟を取り入れだしたのは10年前から・・・・・
旬という言葉だけが先走りして
その頃、店先で売っている果物の90%の期間を旬と言っている状況
旬と言われる期間は最初のごくわずかの時期だけなのに・・・・
こんな状況がおかしい
これではいつか消費者が離れていく
こんなことを考え、彼が出した結論は農薬をできるだけ使わない
自然な状態で木に成っているまま完熟させ
通常より2~3週間遅めに収穫することにより
甘さが凝縮される
この果実の味に驚いて訪ねてくるバイヤーも多いという
 
りょうくんの田中さんは言う
消費者や流通もやっと本物を理解できる時代になった
13種類の品種を多品種少量生産
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仲の良い奥さんとご家族だけで丁寧に果物を育んでいる
りょうくんでは日向夏が5月、デコポンは6月が美味しいと言われる
我々から見ると日向夏が2~3月、デコポンも3月~4月だ
私たちの感じている旬という感覚を深く考えさせられる機会となった
 
マイヤーレモンも無農薬で栽培していた
このレモンは酸味がきつくないし農薬も使っていないので何でも使えるそうだ
丸ごと使える
飲み水に入れても、焼酎でも
レモンの花もかわいいものだ・・・・・
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実験だと言われていたが面白いものを植えていた
今から冬のりょうくんのみかんが待ちどうしい
また冬には皆さんにみかんの報告をしたい
最後に少しりょうくんの生産しているみかんの紹介を・・・・・・
 
はれひめ(12月中旬~1月中旬)
ポンカンと似ているがオレンジの香があり食感はジューシーで柔らか
 
天草 (12月中旬~1月後半)
オレンジとみかんの中間種
皮が薄いのでカットして食べるとよりおいしい
 
麗紅(2月中旬~3月後半)
糖度が12~16度と濃厚な甘みとまろやかな味
食べやすい!!
 
はるか(2月中旬~3月下旬)
パッと見はデコポン 日向夏に甘みを足したような味
酸味はほとんどなし
中身だけを食べてください
 
せとか(3月~5月下旬)
甘みがあるがさっぱりしている
皮が薄いのが特徴
 
機会があれば一度是非食べてほしい
自然の甘さに思わず感動してしまう
いつまでもご夫婦仲良く太陽の恵みを大切にして
笑顔と真心で作って行ってほしいものだ
風土を大切にするからFOODになる
果物から日南地域の活性化をどんどん広げていっていただきたい
 
農業生産法人 緑の里りょうくん
〒889-3156
宮崎県日南市大字大窪3018
電話/FAX 0987-28-1126