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曽我さんの完熟マンゴー(西都市)

宮崎完熟マンゴーのルーツ
西都市の曽我さんのマンゴーも収穫の最盛期を迎えている
日本の酒と食の文化を守る会の村田会長と
西都の曽我さん夫妻のところまで遊びに行ってきた
 
ネットに被ったマンゴーがたくさん
色が鮮やかになると完熟寸前になるらしい
村田会長と曽我さんの2ショット
村田会長は大吟醸を楽しむ会の世話人の一人として
全国の蔵元さんに宮崎の完熟マンゴーを
10年以上前に送りはじめ宮崎の認知度を高めていただいた功労者でもある

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手術をしたばかりという曽我さんだったが
体も元気になったようでなによりだ
今のままではマンゴー農家をやめる人たちがどんどん出るだろうと言われていた
それは成り立たないからだ
特に円安での燃料の高騰が大打撃のようだ
燃料の灯油は安定した時期に比べて
今年は円安ということもあり98円程度で高止まり
1.5倍に高騰した
曽我さんところだけでも1シーズンだけで何百万単位の支出増になっている
マンゴーは25度に保たないとあの甘さは出ない
燃料代を下げようと温度を下げるとマンゴーの糖度は低くなり
商品価値が下がる
 
久子さんの美味しい特製マンゴージュース(生マンゴーと牛乳)をいただきながら
曽我さんの西都弁に耳を傾ける
景気が良くないから燃料高騰は価格に転嫁できない
これは全国の魚業関係者にも言えることだ
今やマンゴーは農業産品ではなく工業製品ですねと言ったら苦笑いをされていた
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曽我さんのマンゴーは甘さが違う
愛情と想いはマンゴーにも乗り移るのだろう
 
マンゴーを栽培し始めて28年
私でもわからない点がまだある
しかしマンゴーを始めた若い人たちは勉強しない
我々に聞きにすら来ない
これでは宮崎マンゴーの継承はできていけないのではと警鐘を鳴らす
 
これがアベノミクスの光と影だ
円安株高のアベノミクスは日本の農業、漁業を直撃している現実もある