少子高齢化の象徴

タイやベトナムなど東南アジアの新興国に行くと
街の活気、若者の熱気にいつも圧倒される
まさに昔の高度成長時代の日本を彷彿とさせる状況が今のアジアにはある
 
さて日本の少子高齢化の象徴する出来事がおこった
ユニチャームの2013年3月の決算で
大人用おむつの生産高が600億円を突破し
子供用おむつを初めて上回ったのである
 
少子高齢化が急速に進む日本では
赤ちゃん用の需要減を高齢者がカバーし
その売り上げも逆転
しかも高齢者需要は加速度的に伸びる見通しだ
 
このことは日本の高齢化が臨界点に達し
徐々に国力が弱まっていく象徴的な出来事だと
世界で話題になった
 
2010年の日本のある調査によると
子供用おむつ  0歳~1歳半     160万人
大人用おむつ  80才以上      810万人
この潜在需要者の数を見るだけでも
どちらに力を入れるべきか明確である
 
中国でも紙おむつの伸び率が
大人用が新生児用の成長率を上回っている現実がある
 
さてユニチャームが大人用の商品面で大切にしたのは
肌ざわりだ
紙おむつ特有のごわごわした感触を嫌う高齢者に
対応した下着のような薄手の商品の開発
具体的には
パルプなどを使わずポリマーなどを使用し尿などを吸収する
おむつに進化させた
本格的な高齢者時代の到来に向けて収益力をアップさせるとしている
 
国の成長は若年労働力がどれだけいるかで決まる
そのことを考えると日本の紙おむつ市場の逆転は
理解はできるが寂しい複雑な受け止め方になる