地域活性,  ,  経済

竹瓦温泉(別府)

会合があって別府に出かけた
別府の町も寂れたと言う印象が強い
全国のローカル都市は商店街を見るだけでも疲弊しているのがわかる
アーケードの商店街も元気がないようだ
 
さて別府に行くと必ず立ち寄るのが竹瓦温泉
昨夜の宴会では久しぶりに会うメンバーだっただけに話が弾み、
関アジの刺身と西の関のお燗で飲み過ぎた
朝早く起きて目的の竹瓦温泉まで散歩!
 
竹瓦温泉は1879年
海岸近くの温泉を楽しむため
地元の漁師たちが竹屋根葺きの小屋を建てたのが始まりだと言う
 DSC_0206
現在の壮麗な建物が完成してのが1938年
今見ても壮大な外観がとても良い
さて1998年別府温泉のシンボル 
竹瓦温泉に建て替えの話が持ち上がった
市民の意見は真っ二つに割れた
守りたい市民が動いた
大分県出身の筑紫哲也に話を持ちかけた
筑紫哲也は竹瓦温泉の近くにあるヒットパレードを会場に講演会を開き
こう言った
『多くの人を魅了するこの歴史的建造物を、別府観光における
温泉の切り札に位置付けるべきだ』
これで流れが変わり存続することが決まったのだと・・・・
DSC_0205 
別府の朝の6時半
入浴料は何と100円という安さ
レトロな雰囲気が心を落ち着かせる
以前入った時は大変熱かった思い出があるのだが・・・
なるほどやっぱり温度は43度
熱いわけだ!
早朝は常連さんが多いようだ
浴槽に入る
やっぱり熱い
しかしじっくりつかっていると昨夜の酔いが
体の隅々からゆっくり抜けていくのがわかる
上がって冷水を浴び再度入る
2~3回繰り返すと体がシャキッとなってくる
DSC_0207 
観光客が入ってきた
温泉のあまりの熱さに飛び上がる
思わずにやり!
 
この温泉の熱さにひっかけて
キャッチフレーズも
別府の温泉は熱すぎる!
また『アチチ探検隊』なども結成されているようで
温泉をキーワードに地域活性化を図る様々な取組も行なわれているよう
 
竹瓦温泉は
2004年登録有形文化財
2009年近代化産業文化遺産として指定された
是非別府に行かれたら竹瓦温泉に立ち寄り下さい
別府の熱さを感じるはずです