朔旦冬至と伊勢神宮
12月22日は19年ぶりの朔旦冬至(さくたんとうじ)
冬至は一年で最も昼間が短い日
朔とは新月のこと
この日は新月でもある
朔旦冬至とは冬至と新月が重なる日
つまり太陽が一番弱く、月が全く出ない日のこと
古からこの日は最もめでたい日とされてきた
なぜか?
それは19年に一度の
太陽と月が同時に新しい始まりを迎えるからだ
朔旦冬至のこともあったのだが
なぜか無性に伊勢に行きたいと思い
20,21と伊勢神宮にお参りしてきた
改めて揺れ動く時代に
日本の心のふるさとといわれる伊勢神宮を
再度体感してみたかったのだろう
伊勢神宮(内宮)は太陽神といわれる天照大神を祭ってある
20日は外宮、内宮と参拝したが
内宮のときは本格的な雨が降り出し
まさに体と心を浄化していただくような雨となった
ただ雨と人の多さが少し心残りで
翌日の天気予報は晴れということもあり
再びトライしてみようと考えた
21日朝早く再び内宮へ・・・・・・
朝は本当に心が休まる
早朝の静かさと清々しさは心を豊かにしてくれる
宇治橋前の鳥居の後ろから昇る朝日の美しいこと
強く心をひきつけられた
冬至の日には写真撮影で大変な人になるという
今日も鳥居前には朝日の写真撮影でたくさんの人だった
橋から眺める五十鈴川の流れも穏やか
境内の木々も今日は少し優しげだ
しばし歩くと三重県のお酒が並んでいる
まつりごとと酒は切っても切れ離せないもの
しばらく歩くと正宮の前に出る
階段を上ると新築の正宮
木々の緑と映えて荘厳な雰囲気
大きく深呼吸して階段を上り参拝
人数が少なく雰囲気が落ち着いているのもとても良い
世の中、すべて激変の時代
そんな中で自分の原点をどこに求めていくのか
考えながら悩みながら参拝したように思う
19年に一度の朔旦冬至
太陽と月の新しい始まりの日
宮崎で今朝見た日の出も素敵だった
太陽と月に感謝し
豊かな自然に感謝しながら、自然を守り伝え
未来を切り開いていければと考えている