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NINAGAWA・マクベス

演劇界の革命児と言われた
蜷川幸雄氏が5月に80歳で亡くなった
新作の台本も何冊も書き遺されたままだった
 
なんといっても世界に名前を轟かせた
蜷川の代表作はNINAGAWA・マクベスだろう
1980年に日本で初演
そして1985年に物語の舞台である
スコットランドのエジンバラ国際フェスティバルで公演した
本国の作品を凌駕するほどの評価を受け
一気に世界のNINAGAWAとしての評価を確立した
 
蜷川作品の特徴は
斬新な解釈と大胆な手法
そして東洋の文化を取り入れた演出で観客を圧倒する
 
マクベスでは時代背景を安土桃山時代にに設定し
荘厳な巨大仏壇の舞台装置
仏像、桜などの日本の伝統美を随所にちりばめた美しさが印象的だった
 
2015年のロンドン公演では
蜷川自身は病気で行けなかったが
蜷川は東西に通じる普遍的なシェークスピアの顔を見せてくれる
と褒め称えた
海辺のカフカの公演では
息をのんだ、感覚に訴えてくると絶賛された
 
蜷川は生前、舞台への情熱をこのように話した
 
自分にしか作れない何かがありそうな気がするんですよ
それをやってみたい
誰も見たことがないものを作りたい
それがやりたくてやりたくてしょうがない
 
厳しい緊張感のある稽古場で
蜷川のほとばしるエネルギーは役者への辛辣な言葉となり
それに耐えながら理解し脱皮し
何人もの役者が成長していったことだろう
そして蜷川の舞台への無限の愛情があったからこそ
あれだけたくさんの役者に慕われ愛されているのだろう
 
NINAGAWA・マクベスは追悼公演として
2017年6月香港、7月埼玉、10月ロンドンで公演の予定だ
 
 
蜷川の言葉で私の好きな言葉がある
 
現在の自分から
いろいろなものをマイナスして行って
残るものは何か?
本当の自分の価値について
真摯に向かい合うことが
人間の教養だと思う。