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続 深夜食堂(映画)

私の大好きなドラマである深夜食堂の映画
続 深夜食堂が11月5日公開された
 
路地裏の食堂の大将を務める
主人公の小林薫もこのシリーズで7年目を迎えるそう
食堂の料理を通して広がる人間ドラマの
温かさと切なさとおかしさが心をほっとさせてくれる
いらっしゃい、あいよ、おまちとこの3つの言葉以外
無口であまりしゃべらない大将だが
ここぞと言う時に背中を押してくれる言葉を言ってくれる
小林薫の存在感は絶大だ
ドラマが評判となりシリーズも第4作を迎えている
映画は2作目となるという異例の展開の凄さだ
現在深夜食堂はアジアでも大人気だと言う
こんな日本文化が世界で拡がって行ければ本望だ
 
さて映画の感想だが
期待通りの安定感と満足感だった
最後には思わず涙腺が緩くなってしまった
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映画は3つの話で繋がれていく
第一話は
ストレスがたまると喪服でストレスを発散し
そのあとは焼肉定食で元気になる女性編集者
ゲストは香典泥棒の佐藤浩市を贅沢に使っている
第2話は
将来に悩む蕎麦屋の一人息子が
年上の女性と結婚したいと母親に懇願する
母親役のキムラ緑子の演技が光る
まさしく独壇場だ
メニューは息子が好きな焼きうどん
こんな音色の生き方をしろよ・・・・・
との励ましの言葉がグッときた
 
第3話は
来て来て詐欺にあう
福岡から上京してきたおばあちゃん
昔5歳の息子を置いて駆落ちした過去を持つ
電話で息子でないことが分かっていながらお金を渡してしまう
そのあとお店で食べる豚汁定食の温かさ
そして優しさのおすそわけが人と人を紡いでいく
渡辺美佐子の演技の圧倒的な存在感は抜群だ!
最後のシーンはおもわず涙、
この時のシーンで流れるあかりの歌はベストマッチだった
 
情緒があってゆるやか
しかもおかしくて切なくて哀しい
心の琴線に触れてくる映画だ
フードスタイリスト飯島奈美のシズル感たっぷりの料理とともに
心もおなかも満たされるほのぼの感を味わえる映画でもある