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宮田本店の醤油(日南・大堂津)

私の注目する焼酎蔵が日南市大堂津にある
名前は宮田本店、焼酎の銘柄は日南娘
小さい蔵だが実力はゆるぎない
私の好みは日南娘の20度
ブルーのラベルは日南海岸の海の色を連想させる
20度の柔らかい優しさと
しっかりとした味わいが心を和ませる
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大堂津駅から川の方に歩いて5分程度
小さな路地を曲がりしばらく行くと蔵が見えてくる
今日は社長の宮田さんと打合
 
1月終わりから2月初めの時期は
焼酎の油をとる 
油抜きの作業が欠かせないのだとおっしゃていた
この油を取らないと焼酎が酸化して美味しくなくなるのだとか
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宮田本店は醤油も味醂も造っていらっしゃる
醤油の搾りを見学させていただく
もろみを圧搾機にかけて3日間で原液を絞り出している
舐めて良いですよと言われて
舐めてみるととてもマイルドな味わいだ
このまま使いたいぐらいだ
 
この原液をタンクに貯蔵し
水あめなど様々な添加物と混ぜ合わせ
県南地区独特の甘めの醤油が出来上がる
 
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昨年プロフェッショナルに出て一躍有名になった
近くの魚屋のねこやさん(門川さん)は
魚をこの醤油に漬け込み一夜干しをつくっている
大変好評のようだ
 
宮田社長から醤油の原液を分けてもらった
そのまま肉を漬けると
発酵作用で肉が柔らかくなるのだと言われていた
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宮田社長
 
醤油は最近の家庭では料理をつくることが少なくなったせいか
消費量はじり貧だとか
そんななかで醤油や味醂を造り続けている
宮田本店の努力には頭が下がる
日南の皆さん、是非醤油も買って下さい!
 
今年の春には山形の出羽桜で
修行されている息子さんも帰ってこられるそうだ
また新たなスタートにも期待したい