メディア、広告,  ,  感動、癒し、喜び,  映画・音楽

親子受賞ー湯を沸かすほどの熱い愛

最近見た邦画の中で
一番感動したのが 湯を沸かすほどの熱い愛 の映画だ
 
休業している銭湯の表に
湯気のごとく店主が蒸発しました との張り紙に
この映画の期待感が高まる
 
余命2ヶ月と宣告されてしまう主人公の母親
双葉役に宮沢りえ
彼女は宣告を受け、絶望に陥るどことか
勇気を持って家族と余命を生き抜く覚悟をする
 
家出した夫(オダギリジョー)を連れ戻し
休んでいた銭湯を復活させ
娘(杉咲花)をいじめから救って独り立ちさせていく
 
宮沢りえと杉咲花の親子は
本当の親子以上のリアリティを持って観客を感動させる
宮沢りえは貫録の演技だが
とくに娘役の杉咲花の演技は圧巻だ
 
愛の深さに何度となく涙が頬を伝う
人の死がテーマという
何度も取り上げられるありふれたテーマでありながら
こんなに明るく笑って涙が同居する映画となるとは・・・・
 
この親子は本当以上の親子となっていることを実感した
 
3月3日
日本アカデミー賞助演女優賞は
湯を沸かすほどの熱い愛の杉咲花が受賞した
映画でもその後でもお母ちゃんというほどの関係です
この映画を通じて思ったことは
やっぱりお母ちゃんは凄いということですと話をした
 
そして日本アカデミー賞主演女優賞は
湯を沸かすほどの熱い愛の宮沢りえが受賞
映画そのままの親子でのW受賞となった
 
残さねばならない者たちのために
懸命に生を全うする姿が温かく心に染みいる
死にゆく母が残す愛と絆
今の時代だからこそ、子供から大人まで見てほしい映画である
 
新人監督としてのデビュー作だった中野良太の
オリジナルシナリオを読んで
宮沢りえは出演を即決したそうだ
素敵な話である