コスモス薬品の強み

ドラックストア業界は5強の戦国時代に入った
2016年の売り上げは次のようになっている
 
1、ツルハHD          6665億円 (北海道)
2、ウエルシアHD       6231億円 (イオン系)
3、マツモトキヨシHD      5351億円 (関東)
4、サンドラッグ         5283億円  (関東)
5、コスモス薬品        5027億円 (九州)
 
今まで一番だったマツモトキヨシはツルハのM&Aで
一挙に3位まで順位を下げた
ただし1位から5位までの差は1600億円強
その間に5強がひしめいている
 
そんな中、着実に売り上げを伸ばしているのがコスモス薬品だ
九州を地盤に独自の戦略で伸びてきたコスモス薬品の強みとはなんなのだろう
 
それは売上比率からもはっきり見えてくる
マツモトキヨシとの売上比率を見てみよう
 
         コスモス薬品       マツモトキヨシ
医薬品     15%           32%
化粧品     10%           39%
雑貨       17%           19%
食料品      56%          10%
 
コスモス薬品は食料品が56%と過半数を超えている
売上比率から見るとドラッグストアというよりも
食品スーパーと言った方が良いかもしれない
お店に行くと食料品は少人数で買いやすいタイプのもので考えられ
加工食品や惣菜関係が格段に安い
またお酒関係も特にビールやワイン系が安い
 
しかも人件費を大きく抑えている
天井から防犯カメラが大量に設置され
人はほかの業態から比べても半分ほど・・・
 
この戦略は宇野社長の独自の考え方だ
食料品は医薬品や化粧品に比べ購買頻度が高い
食料品の扱いを増やすことで来店頻度を上げている
エブリデイ ロー プライス を合言葉に
食料品にチャレンジし、小規模商圏でも成り立つメガドラッグストア
を作り上げた
 
人口1万人の商圏に絞り込みじわりと
郊外型の出店を加速展開している
大型スーパーの近郊に出店しているのも
自らの稼ぐ力を確信しているように思える
 
あるお年寄りのご夫婦に話を聞くと
コスモス薬品の来店頻度が高くなっているという
家庭で料理を作るよりも惣菜の少量パックを買うことで
効率的でしかも安い
そしてお店は清潔感もあるのだと・・・
身体がおかしいときには気軽に相談できるしという事だった
 
全店ほぼ同じ形式で稼ぐ力を持っているのが強みであるが
ドラッグストアならではの薬剤師を含め人手不足を今後どうするかが
課題の一つでもあるように感じる
 
ドラッグストア戦国時代の今
コスモス薬品の食品を重視しながら
エブリデイ ロー プライス の独自戦略は
今後の東日本進出をはじめ全国を席巻する日が来るのか
宮崎県の延岡市が発祥と言う事もあり
個人的にも注目すべき企業の一つだ