ごはん,酒,  

夜の菊鮨

夏、福岡の菊鮨のお昼にお邪魔して
とても印象に残ったので、再度予約をして
今度は夜に訪れた。
2度目だがここのカウンターは程よい緊張感もあり
とても居心地が良い。
まずは九十九島の牡蠣
お酒は糸島の田中六十五
 
地物の鯛の刺身 山葵と塩で頂く
器も私好みで渋い!
唐津とおっしゃっていた。
 
次のお酒は石巻の墨廼江のぬる燗
一週間熟成のさわらを藁でいぶして
このつまみが抜群にうまい
土鍋で炊いたばかりのお焦げとうちわえびの餡かけ
このあたりのアイデアは瀬口さんならではの独創性だ!
 
白子昆布〆
ぬる燗には最高の一品
まだ若き34歳の御主人だが
酒飲の気質を押さえたツマミは創意工夫がされていて
酒がどんどん進んでいく
9席全体を見渡し気配りする優しい配慮も素敵だ
寿司は
今旬のあおりイカ
さより
春の魚のイメージが強いが年に二回旬があるという
お酒は宝剣の冷
 きりりと辛口の酒だが食中酒としてもよい
ほっき貝
 
アマダイ、鯖、はがつお
ここからが赤酢の寿司に
お酒は会津娘を少し熱燗でお願いする
大間のトロ
 
10日間熟成のブリ
複雑な工程を経てトリミングして提供している
何とも言えないブリの旨味が凝縮している
 
北海道のウニ
甘みが凝縮している
 
穴子
 
最後に玉
これだけのつまみと寿司でおまかせ10000円
噂が噂を呼び
福岡市の郊外でありながら連日満席が続く
少し痩せましたかという問いに
やつれたのかもしれません と笑いながら・・・・
聞くと夜は6:00と8時半の2回転だという
良いネタを仕入れるためにはどうしても2回転しないと・・・・・
上質のネタ、熟成させる技、意外性のつまみ、そして器のセンス
まだ34歳の若さと思えない向上心が素晴らしい
今後も瀬口氏がどのように成長していくのか
期待は膨らむばかり!
そんな意味でも注目していきたい鮨屋の一つである。
独創性度     ★★★★☆++
菊鮨
福岡市春日市春日公園3-51-3
092-575-0718
12:00~14:00   18:00~22:00
月曜休み