日本の歌謡界にとっても凄いことが世界で起きている
アメリカオレゴン州ポートランドに拠点を持つ
ジャズオーケストラ ピンクマルティーニ(12人編成)が
由紀さおりさんとのコラボレーションアルバム
PINK MARTINI & SAORI YUKI 『1969』を世界22か国で発売され
アメリカ、カナダをはじめ世界で大きな話題になっているのだ
バンドのリーダーのトーマス・ローダーデールは
日本にホームステイの経験もある親日家
その彼があるときポートランドの中古レコード店で何気なく見つけた
由紀さんのファーストアルバム 「夜明けのスキャット」
由紀さんの透明感のある歌声に魅了され
2007年自分のアルバムの中の「タ・ヤ・タ・ン」を日本語でカバーしてからの縁
キーマンは佐藤剛という音楽プロデューサーだった
彼は甲斐バンドのマネージマントを手始めにブーム、由紀さおりの「生きる」等
のプロデュースなどを手掛けている
彼には確信があった
すべては1969年に始まった
ロックも歌謡曲も起源は1969年だと・・・・・
そして由紀さおりのメガヒット 夜明けのスキャットも1969年だった
テーマを1969年にして由紀さおりとピンクマルティーニとの
コラボレーションアルバムが作れないかと考えた
もうそろそろ日本の歌謡曲が世界から発見されても良いころだ
アプローチが違わなければ1969がその導火線になる
話はトントン拍子に進み
トーマスが予想以上に日本の歌謡曲を知っていることに驚くやら嬉しいやら
1969のレコーディングの曲は
夜明けのスキャット ブルーライトヨコハマ、夕月、いいじゃないの幸せならば
など12曲
すべて1969年にヒットした曲である
さらば夏の日を除くとすべてが日本語だ
春にポートランドでレコーディング
打ち込みなど電子音を全く使わない昔風のやり方で久しぶりの新鮮な気持ち
のレコーディングだったという由紀さおり
2011年10月7日
ロンドンの音楽の殿堂 ロイヤルアルバートホール
7000人の観衆の前でピンクマルティーニにBBCオーケストラを
入れた豪華な大舞台のステージゲストに由紀さおりが登場した
夜明けのスキャット、ブルーライトヨコハマ
第2部は さらば夏の日(フランス語) 夕月
アンコールはマシュケナダを日本語で歌った
観衆は総立ちで拍手を送った
リーダーのトーマスはファンタスティックだった
大スターがカムバックした時みたいなビッグナイトになったとコメントした
由紀さおりは
日本語や歌謡曲は全然異質な文化ではないと実感した
11月1日に配信がスタートしたItuneアメリカでは11月2日ジャズチャート 第一位
カナダでは10月28日配信スタート 10月28日ワールドミュージック部門 第一位
世界22か国で発売開始ととてつもない反響が沸き起こってきている
12月にはニューヨーク、ボストンなどのコンサートも予定されている
上を向いて歩こうから50年の月日がたった
そんな節目の年に
突然日本の歌謡曲が世界に広がっていく
眠りから覚めた日本歌謡曲の財産とでも形容しようか・・・・
そのこと自体がとても感動的で奇跡的なことだと感じている
美しい日本語の響きを伝えられる由紀さんの世界での更なる活躍を祈念したい




