エーシー

2010年下期のテレビ広告費は回復傾向にあった
しかし東北・関東大震災がそれを吹っ飛ばしてしまった
NHKを始め在京民放が11日の震災直後から
特別番組を編成
24時間休む間もなく震災の放送を続けた
民放はCMをすべて飛ばして震災一色となった
 
ようやく17日頃からレギュラー番組が一部復活したが
CMの自粛ムードが続いている中、ACジャパンのCMがめだつ
ACジャパンとは1971年創立の
日本広告協議会 (ADVERTISING COUNCIL JAPAN)
旧 公共広告機構である
初代会長はサントリーの佐治敬三氏
会員は全国に1200社あまり、
広告を通じて様々な提言を発信し
住みよい社会の実現を目指す民間の団体
 
天災の為、突如キャンセルや自粛になった広告枠は
ACジャパンの
同じCMが幾度となく流れることになる
震災と同様に仁科明子が乳癌だったという事実や脳卒中で倒れたオシム氏は
皮肉にも全国に広く認知された
そして一部の視聴者からはあまりの繰り返しに苦情も寄せられている
改善策として最近、最後のエーシーのサウンドロゴがカットされた
 
ACジャパンの広告は無料のため
テレビ各局は稼ぎ時の3月に大きな痛手をこうむっている
在京テレビ局にとって見るとCMを1日放送できないと
4億円に近い損失であるといわれている
多くのスポンサーは3月が決算期であるため
テレビ広告費をずらすことができない
この広告費はどこに行くのだろう
スポンサー各社は震災支援対策に頭を絞っている
間違いなく広告費の浮いたお金は支援物資や義援金に化けていく
全国のテレビ局は決算期の3月に有料広告の大半を失ってしまった
 
日本の歴史上でも、未曾有の大震災ということは理解できる
ただ全国の民放でACジャパンの同じCMが
全国中を幾度となく繰り返しのエーシーが流れるだけで
ほかに局独自のメッセージを出すとか募金対策の告知をするとか
やるべきことの工夫が出来なかったのか・・・・・・
ACジャパンの広告枠は放送局にとって自らのメッセージを伝える格好のチャンスでもあったはずだ
放送局の大きな使命を考えると少し残念でもある
 

自然食レストラン のどか(えびの市)

えびの市のえびの国際交流センター内に
自然食レストラン のどかがある
島津の殿様の献上米としても有名な地元の真幸米と生産者から届く朝取れの野菜
そして庭のハーブや湧き水の横にある野生のクレソン
そんな自然の恵みの素材を真心をこめて調理をしている
昨年8月20日にオープンして
試行錯誤や研修を繰り返し
ようやく皆さんに自信を持ってお勧めできるレストランになったと感じている
 
福島原発事故の影響で
関東近辺の野菜に含まれる放射線の含有量をニュースで知るたびに
安心安全の野菜やお米のありがたみが
肌で実感している今日このごろだ
 
さてのどかでは3月19日、20日に
ゲストシェフを呼んで春ベジ祭りを開催した
ふきのとう、新竹の子、タラの芽、どんこ、クレソンなどなど
旬の春の山菜をおいしく楽しんでいただこうというものだ
 
19日は料理研究科の中島貞子さん
20日はイタリアンのミツバチのシェフ 福永崇志さんだ
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中島さんは菜の花の辛し和え、春の海鮮寿司、桜アンパン、桜餅など
海鮮寿司は彩りもよく春らしい、いくらが豪華さを増している
桜餅がとても上品な味で大好評
相変わらず中島貞子さんは声はよく通り話題も豊富で楽しい
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福永氏はクレソンで作ったデザートや春の山菜パスタやリゾット
特にクレソンのデザートは評判だった
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もちろん干し椎茸と鳥のラグーパスやとふきのとうのパスタなどいい味に仕上がっていた
 IM
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夜にはハープやフルートのミニコンサートも行い
大変盛り上がった
来店者は両日で300名ほど
お客には地元の野菜の生産者の顔も見える
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おいしかったですとの笑顔は調理スタッフには何よりの言葉!
調理スタッフも刺激になる2日間であったように思う
ゲストシェフはえびのの野菜の力に驚いていた
野菜に力があると体をもっと健康に出来る
野菜には体をお掃除する力がたくさんあるのだ
 
調理スタッフは一段とレベルを上げて、自分たちのためだけではなく、えびの市の地域活性化のためにも頑張って欲しいと願っている
接客もまだまだだが長い目で応援してほしい
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国際交流センターは宿泊の施設が2Fにある
泊りもシングル(バストイレつき)で2030円ととてもリーズナブル
温泉や食を楽しんで泊るのもとても便利だと思う

是非お近くを通る際は出かけてもらいたいえびのの食のスポットである

 
ぼくとつ度 ★★★
 
自然食レストラン のどか
えびの市大字榎田388−1
電話 0984−35−0472
月曜休み(11:00〜14:00 18:00〜21:00)

三重苦(地震、津波、原発事故)

2月に仙台や岩手を訪れたばかりだった
それから1ヶ月後、こんな悲惨な状況になろうとは・・・・・
 
地震、津波、そして思いもよらない原発事故
一瞬で消えた町
死者、行方不明は1、5万人を超え、避難生活を送る人は今でも40万人を超える
これが日本国内だということこそ考えられない異常事態である
応援物資を送ろうとしても関東までしか送れない現実
 
原発事故では情報開示など不透明な点が多い
 
大前研一は
日本の原子力発電は終わったと切って捨てた
特に3号機はプルサーマルで命がけで説得してやってきたもの
もう民間企業が巨大リスクをかかえられない
これ以上は国がやるしかない
事故に対する設計思想が甘い
今回緊急時に対応できる日本の優秀さはなかったと
 

 

あれだけ緻密な日本人がやっても事故が起きた原子力発電の
怖さに外国は急ブレーキがかかった
ドイツのメルケル首相は老朽化した原子炉6個を停止
緊急点検するように命じた
ニューヨークタイムスは
日本は破壊的な地震と津波の後の原発事故に
人道的危機と核的危機に直面してると報じた
 

(ロイター通信 16日ブリュッセル)
EUエネルギー担当のエッティンガー氏の発言が世界を驚かせた
福島原発事故は事実上制御不能
この発言が引き金となりアメリカ、ヨーロッパの株価が急落
円高も一挙に進みニューヨークでは史上初の76円台まで突入した
 
在日米国大使館は16日付けで半径80キロ圏内に居住する
アメリカ人に避難勧告を出した
フランス政府も早く帰国するか日本の南部に避難するように避難勧告を出した
 
日本政府の状況判断となぜ世界はこんなに異なるのだろう
外国の原子力発電関係者の多くは
今回の福島原発の事故はスリーマイルを越えて
もうレベル6の大きな事故だと認識している
 
情報判断の甘さ、対応能力の遅れ、情報開示
被災者の苛立ちは予想以上になってきている
三重苦に株安、円高が追い討ちをかける

今からの日本に立ちはだかる大きな困難を暗示しているようにも見える

被災者がとてつもない人数になっているさなか
新しい曲が3月14日に産声を上げた
宮城県出身の作曲家 菅野よう子が作曲した
作詞はコピーライターの一倉宏
曲名は 『きみでいて ぶじでいて』
ふとしたときに耳にしたのだが
しみじみとした歌声が
ゆっくり静かに心の中に浸み込んで行く
そして暖かい感動
が心を包む
 
すべてをなくしても頑張らなきゃと思っている人々がいる
そして日本だけではなく世界各国から暖かい救助の手も差しのべてもらっている
この曲を聞きながら
すべてをなくしたけど生きているだけでいいとコメントした女性の顔が思い浮かんだ
この曲が被災された皆さんの静かな応援歌になってくれればいいと思う
 
人という文字は支えあうという文字
危機のとき皆で支えあって生きてこそ日本人なのだと切に思う


FOODEX JAPAN2011

アジア最大級の食品の総合見本市
フーデックスジャパン2011が幕張メッセで3月1日から4日目で開催され
4日間で73000人の関係者が訪れた
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食の新たな価値を創造するをテーマに
地域産業の活性化と商談機会の創出が目的の見本市である
私も食のイベントを運営する人間として
今からの食についてのトレンドや新商品の傾向などが知りたいと考え出かけていった
 
米や麺、青果や乳製品、水産、畜産など日本の食のトレンドが
一堂に展示されていて把握しやすくわかりやすい
見ているだけでも関係者にとってはヒントの宝の山である
メニュー開発や売り筋商品の中からどう仕入れしていくかなど
バイヤーなどにとっても格好の機会であろう
 
米粉コーナーでの日本政府の力の入れ方や
各自治体の特産品開発についての取り組みの考えなどが
理解できる展示内容だ
面白いコーナーとしては帯広畜産大学が牛乳をはじめ
自分たちが学んだことを製品化していること
これは宮崎でも大学や高校の調理科とのコラボレーションでの
新商品などの可能性を示すものとして興味深かった
 
時代の趨勢だろう
オーガニックの商品が非常に多くなってきている
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外国の製品を売り込む国のコーナーは
食の大国日本を象徴するかのように物凄い量とブースの広さに圧倒されるほど
特にフランス、イタリア、スペインなどは大規模だった
それほど日本人の食に対する欲求が高いとともに大きな消費になっているということだろう
 
焼酎、泡盛のコーナーには時代の勢いもあり
大きなスペースを取っており宮崎の焼酎もたくさん並んでいた
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日本酒ブースで目を引いたのが真澄と枡一の共同出店のコーナー
日本の伝統を感じさせる木のディスプレイに奥の棚には
お酒や酒器が展示してあり外人の利き酒氏も来ていて
インターナショナルなムード
日本人にはもう少し日本酒の深さを認識して欲しいと思っているだけに
頑張れといいたくなるようなコーナーであった
 
アンケート調査によると
注目度は菓子、デザートが28.4%と第一位
それに続くのが米、麺類という結果であった
 
食品は地域にとって地産地消の柱であり地域活性化の重要な要素である
行政、民間それぞれに努力をして地域活性化の星となりうるような
新商品の登場を期待している
そしてその商品が地産地消から地産全消と広がっていくことを期待したい

とんかつ 川久(鹿児島市)

今日は新幹線開業の日
鹿児島の新幹線の乗客は50%程度
これも津波の影響で交通網が乱れたことも原因だ
地震や津波の影響で軒並み記念行事も中止になったようだ
 
鹿児島中央口から降りて右の商店街を歩いて3分程度
この商店街の一角にさりげない店構えの とんかつ川久 がある
鹿児島といえば黒豚
黒豚のとんかつを想像されるだろうがここはそうではない
霧島で飼育したひなもりポークを熟成して出す
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全日空の機内誌に掲載され一挙に客が増えた
さて平日だったが待つこと10分
地元の人がじろじろ見ながら通り過ぎる
こんな場所での行列も珍しいのだろう
やっとお店に入ることができた
 
噂の上ロース定食をお願いするが時間がかかりますとのことで
あきらめてロースかつランチ、ヒレカツランチをお願いする
ご夫婦2人でてんやわんやの忙しさだが
その忙しさに慣れていないところがなんともほほえましいのだ
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さあ 来ました!
何の肉でもそうだが旨みは脂で決まると思っている
ランチのロースだがその豚肉の脂がうまいのだ
口の中に一切れ放り込む
熟成した旨みが口の中でまる〜く拡がっていく
うーむ! 
久しぶりの驚きだ
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ソースは残念だけど平凡
とんかつソース、柚子、ゴマなどがあったが普通の味だ
しかし街のとんかつやさんとすれば想像以上のレベルであることは間違いない
 
次の上ロースの期待が膨らむ
朝抜きで行っていただきたいガツン系のお店である
 
ガツン度  ★★★☆
 
 鹿児島市中央町21−13
 電話 099−255−5414
  11:30〜14:00 (月〜金)
  17:00〜19:00 (火、木、土、日)

大和言葉

大和言葉というと古くは和歌のことを意味したが、現在では日本で使われてきた固有語(ひらがなと漢字)のことを指している
さて目、鼻、歯、耳 は顔の部分の漢字だが
この語源は
植物の芽が出て花が咲き葉が生じて実となる
『め』 『はな』 『は』 『み』 だという
ひらがなの持つ深い意味合いは大和民族の深さを感じてしまう
 
『かく』 というひらがなは元の意味は
手の指を使って何かをするしぐさだという
漢字で表すと
書く、描く、欠く、掻く
おもわずなるほどと思ってしまう
 
大和言葉には表と裏があるという
表とは能の面、裏とは面を取った本当の姿だと
裏を使った表現だと具体的に・・・
 
うらやましい 裏+やましい=心+病気
 人をうらやましいと思うことは心の病にかかった証拠だ
 
うらみ   裏+見=心+見られた
 心を盗み取られた
 
うらぎり  裏+切り=心+切る 
 心を切られた恨み
 
このように大和言葉を見ていくと予想以上の深遠さがあることがわかる
 
よく言われることだが世界の民族の中で『わび』 『さび』の感覚を理解できるのは
日本人しかいないとされている
古いものや朽ち果てていくものを美として捉え
美意識として昇華させている民族は世界のどこを探してもいないのである
 
高島俊男氏の『漢字と日本人』のなかで
日本語は言葉の系統が明らかではなく世界の言葉の中で孤立している
世界にほとんどない独自の言葉を使っているのであれば
考え方も唯一無比の独特なものが出来上がっているはずと
 
内田樹(たつる)氏は日本辺境論のなかで
日本語は意味を表す表意文字(漢字)と音を表す表音文字(ひらがな)
を併用するハイブリッド語
おもしろいことに脳内生理学の研究によると日本人は漢字とかな文字を脳の異なる
部分で処理をしている
 
私も日常ではジャパニッシュといわれる英語モドキを何気なく使うことも多いが
ひらがなの文化度をもう少し理解し
日本語の大切さと豊かさをじっくりと考え、大切に使うことが
日本人の心を活性化させ
世界においても日本人としての価値を高めることになると考える
私自身も誇りを持って日本語を大事にしたいと実感している
 

新幹線(青森ー鹿児島)開通

九州新幹線が3月12日開業となる
いよいよだ!
JR各社をはじめ、行政や企業などが熱いまなざしを送り
各地の地域おこしの手段に使おうと必死だ
 
その中で心に引っかかった言葉がある
それは 『 お中元 』 だ
千年に一度の声として定評のある 元ちとせ、そして中孝介
どちらも奄美大島の実力派の島唄の歌い手だ
この2人が特別ユニット お中元 を結成した
なんとも名前が意外性があり楽しく心に響く
歌は 春の行人(ゆこうど)
3月12日九州新幹線前線開業を記念して制作され3月9日発売
春の季節を感じさせ、人と人との出会いと別れなどをテーマに
旅情に満ちた楽曲になっているという
作曲はスキマスイッチ 作曲は岡本定良
新幹線開業のテレビCMなど色んなキャンペーンに展開される
2人の独特な歌唱力が相互に絡み合う存在無比の宇宙観が期待できる
 
さて九州の各自治体の力の入れ方も並ではない
最終地点の鹿児島では
3月18日から都市緑化フェア 『花かごしま2011』 を開催
動員は昨年の2倍の80万人を見込む
3月12日から大隈地域4市5町で宿泊すれば
レンタカー代金を無料にするなどのキャンペーンも実施
など細かな政策で新幹線開業の観光客誘致を目指す
 
またJTBは日本縦断ツアーを発売
鹿児島発の4泊6日で22.8万から26.8万
新幹線で各地をめぐり帰りは飛行機という形だという
 
中間地点で埋没を恐れる熊本県
新幹線元年戦略と銘打ち くまもとサプライズとキャッチを付け
熊本から阿蘇のキャンペーンなど工夫した戦略展開を図る
 
博多も盛り上がっている
博多は3月3日にJR博多シティを開業し一日20万人が訪れた
博多阪急や東急ハンズが入居
年間売上高700億円を見込む新しい博多の玄関口となる
新駅ビルは地上10階地下3階 
店舗面積8万平方メートル、総事業費600億円の巨大旗艦店だ
3月11日12日は博多駅前で記念イベントを開催
駅前通りを歩行者天国にして駅前にステージを組み
藤井フミヤなどのゲストコンサートで盛り上げる
ある予想によると新駅ビルが人の流れを吸収し
天神の買い物をブロックするなど人の流れが代わる可能性もあると指摘する
ただあくまでも究極の狙いは鹿児島や熊本など九州からのストロー効果だ!
 
新幹線ビジネスは新たな地方の起爆剤になれるのか?
新幹線開業効果は
行政、JR,企業にとっても2度とないビッグビジネスのチャンスでもある
間違いなくポイントとなる地域は大きく活性化するだろう
しかし過去の例からいうと新幹線が開業してしばらくするとひずみの地域がより明確になる
このひずみの地域をどうして元気にして行くかが地方の課題でもあり
地域の活性化の本質であるような気がしている

木の花ガルテン(大分・大山町)

日田の近郊に全国的な有名な農家レストランがある
そんな話を前から聞いていたがやっと行く機会に恵まれた
みやざきから高速道路で鳥栖インター経由で大分自動車道へ
日田インターで降りて20分ほど道なりに山のほうへ
見えてきた
ここが木の花ガルテンだ
一村一品、道の駅、地産地消の元祖的存在といわれるのがこの施設だ
バザール、加工製品の展示館、コーヒーハウス、農家レストランの複合施設だ
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11時過ぎというのに車が駐車場に一杯だ
早速目当ての農家もてなしバイキングへ
入るともう順番待ち
5分ほど待って入り口で1375円(大人)を払って席に着く
料理は素朴で優しい味わい
100のご馳走というだけあってさまざまな野菜料理が体をヘルシーにしてくれる
お客の層も子供から大人まで幅広い
サービスのおばちゃんたちの笑顔が素敵だ、
料理もなくなると入れ替えのスピードが手早い
味は素朴で本当のふるさとの味だ
 
凄いのはこの食堂、ここだけではないのだ
福岡・博多でこの農民食堂を開店して大繁盛しているのだ
大山の農家のおばさんたちが1週間交代で福岡に行き料理を作っている
平均70歳を超えているが楽しそうに作っている
お店はそれだけではない
大分のデパートの中にもレストランを出しているほどの盛況ぶりなのだ
 
大山町JAの名物組合長 矢羽田さんによると
農業者のバザール木の花ガルテンは平成2年7月7日にオープンした
ネーミングは
神話の木の花咲く夜姫の父がオオヤマツミノミコトであり大山つながりで気に入ったこと
イスラエル研修の帰りに立ち寄ったドイツで見た市民農園ガルテンから名前をとって
木の花ガルテンにされたようだ
20年前に世界のスケールを見ていた組合長の見識の高さにも驚かされる
特産品の拡大を考え梅栗植えてハワイにいこうのキャンペーンをやったのも
その時代では話題になった
大山ではたくさんの種類の農産物を少量ずつ作ってきた
少量生産、多品目栽培、付加価値販売だ
出来た農産物は大切に工夫して生かすという農業者魂で
色んな農産加工品を販売している
しかも生産者の名前を入れ生産者が値段をつけるというのも
大山JAが日本で最初だそうだ
そして日本の農産物の流通に風穴を開けたという点でも
画期的なことだと思う
 
今全国で産直のお店がブームだ
安全、安心、そして新鮮で安い事が好循環となり全国各地でにぎわっている
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そのルーツと言えるのが大山町の木の花ガルテンであろう
まさしく農業の6次産業化をを推進している良い事例だ
1次産業×2次産業×3次産業=6次産業
生産物を自分たちで加工製品化、そして販売、レストランの展開
1次産業を加工製品化することで2次産業のマーケットは8倍になるといわれている
それをレストランを繁盛させることによってサービス業としてますます市場は拡大していく
農業で活性化して地域経済の循環が良くなると色んな現象が起きてくる
農業は楽しいしかも高収入を得られるとわかると
若者がどんどん農業に戻ってきた
まさに地方のJAの一つが今からの日本の農業のあり方を示している
日本の地方の農業のあり方の模範ともなりうるものである

地方の時代とは農林水産業を中心とする地域の活性化の時代だと思う
様々な地域の成功事例を見て思うことだが、そのど真ん中にいるのはいつも人間だ
その人間が地域に対する情熱と信念を持って地域を愛し、どのように人の心に働きかけ
人を動かしムーブメントを作っていくかが一番のポイントだ
そのような情熱を持ったリーダーが地域に出てきたときに、初めて地域から風を起こすことが可能になっていくのだ!

浦霞(仙台・塩釜)

地酒の雄といわれる東北の蔵元 浦霞 にお邪魔する
仙台から仙石線に乗り換え約30分
本塩釜駅に・・・・
駅を降りるとわざわざ浦霞の女性の方がお迎えにきていただき恐縮
5分ほど歩いて浦霞に着く
以前行ったときの3倍程度の規模になっている感じだが
昔の良さはそのままに風情もなんら変わることはない
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2Fの研修室に案内され佐浦社長から蔵の説明を・・・
 
1724年創業で288年になるという歴史ある蔵
仙台藩主 伊達家の崇敬が篤かった塩釜神社のお神酒としても有名
 
創業当時は20石、江戸末期は300石、明治28年には3000石までなった
戦後は物不足で酒は造れば売れる時代だったが
第11代社長が   「 良き酒を造るには損得抜きで行け! 」
と南部杜氏の平野佐五郎杜氏の下高品質の酒を目指した
 
昭和30年代 出荷量は1000石程度
売り上げは低迷の時期が続いた
杜氏は佐五郎氏の甥の 平野重一氏に代わりましたが
質の追求に励み
昭和50年代の自酒ブームにより出荷は10000石に達した
 
自醸酒のみの出荷をしていたため
生産力が限界となり平成6年11月に矢本蔵の稼動を始めた
現在 12000石となっている
 
そのあと平野重一杜氏を受け継ぐ鈴木杜氏が蔵案内を
鈴木杜氏は岩手県出身以外で初めて平成8年に南部杜氏に任命されたそう
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蔵の建物自体が土偶蔵
下はしっかりとした敷石が基礎代わりの 浮き船工法
建物は釘を使わない木造の組合せで出来ており
こんな建物は2度と出来ないとおっしゃっていた
いい蔵には自家製酵母が長く住み着いているといわれている
まさにこの蔵を見るだけで宝の自家製酵母に会えた様に気になってしまう
 
木桶仕込もチャレンジしている
雑菌処理で時間はかかるが
あえて昔の酒つくりをすることで技術の向上を図っているといわれていた
ただ量は年間4号瓶で2000本程度とわずか
木桶の修理をするところが現在日本に1箇所しかないのが悩みなのだそうだ
 
浦霞のお店を見渡すと珍しいものがある
昔の金庫
レジで当時使っていたというレジスター
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それに地元の陶芸家のモダンな酒器まで展示されていて
日本文化の酒と生活まで拡げて展開されている
社長の考えが大変すばらしい
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最近はサケサムライ代表として海外出張も多いようで
また明日から海外ですと言われていた
体には十分気をつけていただき
日本酒の文化を世界に大きく発信してもらいたい