みょうが屋(宮崎市)

宮崎市上野町に何となく普通の外観の焼肉屋がある
しかしここのお兄ちゃんが侮れない
味覚や舌の鋭さは並はずれている
しかも全国の旨い料理を食べ歩いて、良いところだけを
吸収し尽くすバイタリティには頭が下がる
ここまで素材をしっかり見極める目を持っている人は
宮崎でもなかなかいないだろう
しかもフレンチ、イタリアン、ツマミ系などなんでも作れるのだ
 
まあ お兄ちゃんの信念がしっかりしているため
あらぬ誤解を受けることもあるだろうが
人生、それはそれだ
岩永氏ならではの美食道を追求し、とことん極めて行ってもらいたいと切に思う
 
ただ独身なのが玉に傷
そろそろ良いお嫁さんと巡り合えればよいのだが・・・・・
 
さて私の大好物は
ここのメンチカツと月に一度は作ると言うカレー
カレーはものすごく辛いのだが癖になる
しかし最近はだいぶマイルドになったらしい
 
カウンターに座り
のどのうるおしに生の小ビールを頼み
上品なお母さんの笑顔にホッとする
さて今日はまず野菜
ミミガーとゴーヤ、玉ねぎのサラダ
彩りも綺麗でさわやかな味わい
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次に刀根鶏と牛筋のスープ
刀根鳥は普通の鶏の出荷より約1か月間長く飼育するため
脂肪のコクと筋肉の鶏のうまみがぐんと増す
それと宮崎牛の牛筋と大根のスープ
コクがあるのにさっぱりとした味わいだ
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このころから日本酒に・・・・
今日は隆の美山の冷を
 
通常だとここからオリジナルの料理をお願いするのだが・・・
今日は久しぶりにお肉の気分
カルビーの違う部位の4種盛り
宮崎牛のA5ランク
ここの肉の盛り付けはフレンチの感覚でおしゃれでもある
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肉だと神亀ひこ孫の燗冷ましがいい
口の中の肉の油をしっかり酒が洗い肉に負けることなく
料理を引き立てる
この酒ならではの魅力の一つだ
 
部位ごとの微妙な肉質の差が脳幹を刺激する
カルビだけでこれだけ味わえる面白さは
このお店ならではである
 
もうおなかがいっぱい
〆にと思っていたにんにくチャーハンもまた次の機会に・・・・・
後を譲ってお先に店を出た
 
 
素材度   ★★★★
みょうが屋
宮崎市末広1丁目7-7
0985-28-2302
火曜日休み

垣内悠希(指揮者)

最近世界における日本人音楽家の活躍が目覚ましい
昨年はヴァン・クライバーンコンクールで優勝した
盲目のピアニスト辻井伸之氏が一躍有名になったが
指揮者の世界でも日本人が快挙をなし遂げた
 
国際的な若手指揮者の登竜門である
ブザンソン国際コンクールは2年ごとに開催されているが
2009年は山田和樹氏の優勝
そして今年の2011年は垣内悠希(33歳)に決定した
2回連続で日本人指揮者が優勝した
 
このブザンソンオーケストラ指揮者国際コンクールは1959年に
小澤氏が優勝した音楽祭でもある
このコンクールの面白いところは審査員だけではなく
演奏したオーケストラのスタッフの評価も加味される点である
いかにオーケストラを巻き込み一体化できるか
というところも指揮者の力量であると言うことを良く表している
 
垣内氏は父は作曲家、母はオペラ歌手と
恵まれた音楽環境の中で育ち
東京芸術大学卒業後、ウィーン国立音楽大に留学し
小澤さんにも師事したことがある
小澤さんの言葉で印象に残っている言葉は
テクニックは必要ないけれど、持っていればいざというときに役に立つ
という言葉だったと言う
 
国際コンクールでは30人の中から10人、6人と絞られ
決勝ではハンガリーとギリシャの3人で争った
サンサーンスのピアノ協奏曲2~3楽章
シュトラウスのドン・ファン を指揮した
ドン・ファンでは舞うように指揮して観客、オーケストラから大喝さいを浴びた
 
彼は日本の人たちを勇気づけることができれば嬉しいと話した
現在はウィーン在住だが
今からの指揮者として世界での活躍が楽しみになってきた
 

T-ACT団長

宮城県石巻で精力的なボランティア活動を
行った宮崎県のボランティアグループがいる
その名はT-ACT(みやざき・東北応援ボランティア派遣実行委員会)
その団長を務めたのが花堂純次さん(55歳)だ
花堂さんは映画監督が本職なのだが
ざっくばらんな人柄で自然、人間の在り方など自分の信念を持っている
 
私とは2009年の全国大会の開会式イベントがきっかけだった
スポーツイベントの総合演出をお願いし
それからのお付き合いである
さっぱりとした性格ながら
人を見る目は正確に読みあてるし
相手に合わせているようでいつの間にか自分の結論に導いていく
世界を放浪し自分の自然観がある人だけが
持ち得る豊かさ、あるいは凄さなのかもしれない
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その花堂さんが6月中旬から8月末までの2か月半の
長期ボランティア活動からやっと戻ってこられた
宮崎のボランティアチームは2週間ずつ12~13名が滞在し
ボランティア活動を行った
団長だけが2か月半の長期にわたった
総勢60名を超す
しかもすべて民泊だったと言う
 
東北の人たちは我慢強い反面
なかなか心の扉を開いてくれない
ようやく何とかコミュニケーションが繋がりだしたと思えた瞬間は
一か月を過ぎたころからだったと言う
それはあれだけの震災を受けたショックもあるが
ボランティアと名を称して
全国から様々な人間が来て入れ代わり立ち代わり街に入っていく
そしてほとんどが短期だ
しかもボランティアの中にはいろんな人がいたという
なまじボランティア活動をしていてボランティアとはこんなものと錯覚している人
作業だけがボランティアと思ってしまって
地元の人とのコミュニケーションができない人
ボランティアの名をかたり盗みなど悪いことをする人
そんな人たちに
石巻の人々は極度の人間不信に陥っていたのである
 
ボランティアという言葉に自分だけが自己満足
あるいは自画自賛
それが地元の人にとって有難迷惑になっていた事実は
重く受けとめなけらばならないと思う
 
さて宮崎県のボランティアグループはどのようなことをしたのだろう
宮崎県と宮城県は深いつながりを持つ
日南・南郷のカツオ船が日本を上って行き
宮城県石巻が第2の故郷と言うほどにカツオ船は石巻にお世話になっている
7月には激励に河野知事が行かれたほどの場所なのである
 
活動は何をされましたかの質問に花堂団長は
がれきの除去や撤去はもちろんですが
宮崎らしい応援を行いました
宮崎マンゴーの即売会 なんと1個100円
綾町からみやざき名物チキン南蛮 ミニ皿100円 など
なるほど宮崎ならではのうれしいおもてなしをされたようだ
次第に石巻の人たちは心を許すようになる
 
そのころから祭支援の話が多く入ってくるようになる
石巻はみなとまつりが有名だが
震災のためみなとまつりの中止が早々と決まった
なんとか支援ができないかということで
花堂さんと前から深いつながりのなる小樽市に話を持っていく
小樽のキャンドルアートを石巻に持ってこれないかと
快く了解してくれた小樽市のマニュアルをもとに市民参加で
みなとの灯りイベントを市民の手づくりで成功させたのである


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このイベントを成功させたことによって
これを区切りに前に進むんだと言う皆さんの意思が明確になったと
花堂さんは言う
 
大震災がなかったら私と石巻の人たちは
出会う事はなかったと言う花堂さんの言葉に
ずしりとした重みと日本人としての誇りと気概を感じた
お疲れ様でした、そして本当に有難うございました
 

温暖化対応米 南海166号

新米の待ちどうしい季節になってきた
新米の銀シャリと旬の秋刀魚の塩焼き
これを食べるだけで日本人で良かったと思える瞬間だ
 
日本のお米の作付面積ベスト3はコシヒカリ、ひとめぼれ、ヒノヒカリだ
九州はヒノヒカリが主力銘柄である
ヒノヒカリ(南海102号)はコシヒカリと黄金晴との交配によってできた品種
宮崎県農業試験場で育成され1989年にヒノヒカリの命名登録
1990年に種苗法による品種登録がなされた
九州の日(太陽)が輝く様を命名したという
ヒノヒカリの特徴は温暖地域でも美味しい米ができるということだ
 
しかし近年の地球温暖化による猛暑の影響で
コメの品種にも激変の状況が生まれている
ヒノヒカリは穂が出た8月から9月の気温上昇が原因で
米粒が白濁する品質低下が近年目立っていた
一日の平均気温が27度を上回ると品質の低下が顕著になっている
地球温暖化の影響が米にも拡がっている事実だ
 
より具体的にみると
ヒノヒカリの一等米比率は
福岡県 10.8% 佐賀県 11.9% 大分県 39.7%
長崎県 2.4%  熊本県 1.8% 宮崎県 10.3%
鹿児島県  23.3%
の悲惨な状況
 
こんなことから猛暑でも対応できる米の品種が緊急課題となっていた
九州で温暖化対応米の先鞭をつけたのが長崎県
九州沖縄農業推進センターが開発したにこまるの品種の栽培を
2006年に開始、2011年には2000haの作付を目指す
大分県も2008年からにこまるの作付を開始した
そのほかの県は独自の温暖化対応米を開発し2009年から作付を始めた
佐賀県 さがびより
福岡県 元気つくし
熊本県 くまさんの力
鹿児島県 あきほなみ
各県とも今年は作付面積を一挙に広げている
一等米比率も高いことが拍車をかけている
 
さてヒノヒカリを開発した宮崎県がやっと動いた
2011年3月23日宮崎県農業試験場は
10年かけて開発した耐暑性品種 『南海166号』を育成し
品種登録申請をすることに決めた
満を持してヒノヒカリの後継品種として育てる考えだ
食味はヒノヒカリとあまり変わらず
10センチメートル低いため台風でも倒れにくい
今年は70ha県西地区で栽培、生産する
出来栄えと味が楽しみでもある
 
さて全国を見てみよう
昨年山形で評判になったつや姫や
富山のてんこもり、てんたかくも実は温暖化対応米なのだ
どちらも作付面積は前年比25%以上の大きな数字になっている
日本のコメ自体が変わろうとしているのである
 
ヒノヒカリが地球温暖化の猛暑の中で一挙に輝きを失ってしまった
その中で切磋琢磨の取り組みを行い
日本一番の温暖化対応米先進地区と言われるまでになった九州
そんな状況でヒノヒカリ(南海102号)の後継品種が宮崎に生まれたのである
みやざき農業 期待の星
『南海166号』のシェア奪回と輝きを祈念したいものである
 
今更だが農業は脳業だと考える
時代や天候が変わっていく
そこをどう考えその地域ならではの農業をどう捉えていくかが大事だと思う

農村は亀鶴の楽園である
これは新渡戸稲造が農業本論に残した名文である
農は亀、商工は鶴
この亀と鶴の調和が地域の繁栄を招来し理想郷を作るのだと述べているだ

カッシーナ(cascina)

ここのママの冷たいサービスが話題となっていた
女性友達の話だと
つんとした美人なのだが、水のおき方、しゃべり方
などその冷たさに思わずあきれたという
しかし、なんとなくまた行きたくなる冷たさなのだと言う
今日はその真偽を確かめようとランチへ・・・


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場所は宮崎市の中心地
ホテルメリージュの斜め向かいの1Fなのですぐわかる
扉を開くと中心地と思えないゆったりとした空間が広がる
インテリアもセンスが良い
まずは水とおしぼりを置きに注目のママが・・・・
水を置くときにもそっぽを向く
思わず笑いが込み上げる
注文を言う
まったく目を合わさない・・・
なるほど!
このサービスだとおばちゃんたちには全然受けないだろう
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彩り鮮やかな有機野菜のサラダ
これを食べるだけで健康になった気がする
 
ジャガイモのスープ
オクラの輪切りがアクセント
なめらかで優しい味だ
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アマトリチャーナ
アマトリーチェというイタリアの街からついたパスタ
ベーコンと玉ねぎと赤唐辛子のソースは旨味のコクがある、いい味だ
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デザートはパンナコッタ
味は上品で見た目も綺麗だ
これにコーヒーがついて1200円
料理の質から言うと素晴らしいCPである
 
まだお店は5か月ぐらいだと言う
マスターのシェフは店の奥で一心不乱に料理
まさしくイタリアンの正統派だ
味と盛り付けがマスターのキャリアとセンスをよく表している
そしてママの冷たさがおばちゃま族を完全にシャットアウトしてくれるだろう
ゆったりとした空間で料理とワインを楽しむことができる
さてお店とママが今から宮崎でどのように成長していくのだろうか?
とりわけママがこのクールなスタイルを続けていくのだろうか
とても興味深い
 
冷たさ度  ★★★☆
 
カッシーナ
宮崎市橘通東3丁目2-35長山ビル1F
0985-29-3873
12:00~14:00   18:00~22:00
(月曜定休)
 

宮崎アースライド2012始動

宮崎はスポーツがよく似合う場所だ
自転車に乗って地球を楽しもうをテーマのサイクルイベント
アースライド宮崎2012がいよいよ始動する
新燃岳噴火のため、延期となっていたアースライド宮崎の

9月10~11日コース試走を行った

東京からアースライドプロジェクトの坂口氏と
現役のアスリートでもありスポーツナビゲーターでも有名な白戸太郎氏が
参加した
太郎さんはトライアスロンの世界ツアーに参戦した
初めての日本人でもある、
またトライアスロン日本代表の一人でもある
地元からは下川さんをはじめ5人のライダーが一緒に試走してくれた


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今回大幅に変更したのはコース設定としたこと
宮崎はお見せしたいところが多いのだが
その上で県外ライダーに一番見てもらいたいところを選んで
コース設定を行っている
初日は空港から市街地へ試走
オフィシャルホテルのメリージュにチェックイン
 
宮崎と言えば地鶏
鳥を食べたいと言うのでまずはやまぢで
ビールで乾杯後
鳥刺、もも焼き、で舌鼓
もも焼きのユズ胡椒が大好評
もちろん飲み物は焼酎、黒霧島のロックが進む

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いよいよ2日目
夜明けは雨が降り心配したが
6時スタートのころには少しずつ晴れていく
堀切峠での風景は白戸さんも感動していた
道の駅フェニックスでは雄大な風景に一時言葉を忘れるほど・・・・
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その後鵜士神宮へ
岩の中に作られたお社には思わずビックリ
運玉を投げてアースライドの成功を祈願した
 
そして飫肥城
ショートコースはここで終了予定
飫肥で食べ歩き(600円)をしながらゆっくり楽しんでいただき
飫肥駅から日南線で帰っていただくことを検討中だ
 
そのあとコースは北郷経由で九州山脈を上り田野のほうに下っていく
田野から宮崎に出てゴールとなる
宮崎の海と山が満喫できるコースとなる
白戸太郎さんも自信を持って全国のライ

ドイツの環境政策

日本でもやっと再生可能エネルギー法案が成立した
様々な意見が続出したが
フクシマの原発事故を見ても
今後は今までと違ったエネルギー政策が必要だと言う国民が
ほとんどだと思う
そんな意味でも、この法案の成立は良かったと考えている
 
さて世界を見てみよう
世界の環境政策で先頭を走っているのはドイツだ
 
ドイツ与党のエネルギー政策には3つの目的がある
① 再生可能エネルギーによる発電の割合を増大させる
② 原子力発電の廃止
③ 石炭、ガス、石油による発電の割合を減少させる
 
ドイツでは原子力発電の廃止に関する法律は
2002年4月27日に制定された
2022年までにはすべて廃止されることになっている
さらに原子力発電所は今後新規に建設することができない
しかしメルケル政権は経済界の意向を踏まえ2010年秋に原発の稼働制限を最大2036年にしたばかり 
それを福島が押し戻した
2022年までに原子力発電を全て止める脱原発法案を5月30日圧倒的多数で可決した
主要国で初めて脱原発に舵を切った
現在では電力需要の16.4%が再生可能エネルギーから供給されている
しかも2020年には再生可能エネルギーの総発電量に対する
割合は35%を目標にしているのである
 
現在ドイツは太陽光発電で世界第一位 42%のシェアを占める
そして再生エネルギー関連の雇用は約40万人となっている
 
このようにドイツの環境政策が揺れ動きはあった物の
先見性のあるものであったかということは、これでお分かりだと思う
ドイツは日本がお手本にするべき国であると考える
 
その上で日本の再生可能エネルギー法案をどう見ていけばよいのだろうか
この法案をシンプルに言うと 再生可能エネルギーの固定価格買取制度を導入
ということだ
目的は3つ
① エネルギーの安定供給の確保
② 地球温暖化への対応
③ 環境関連産業の育成
 
固定買取制度は太陽光以外が15~20円(KW)
太陽光発電は今年の買い取り価格は42円(KW)
この価格設定は今後経済産業省が決めるのではなく
第3者機関が決めると言うのも大きな意義がある
 
再生可能エネルギーの固定買取制度が決まったことで
やっとさまざまな企業の投資の参入を検討する時代に入ってきた
 
これに弾みをつけるのが買い取り制度を20年続けると言う期間が肝になる
まだこの法案には2020年をめどに廃止、見直しを考えるとの
一文が入っている
期間と買取価格が明確になると
企業の再生エネルギーに対する投資も
大型化とスピードが一段と加速していくことは間違いない
それが結果的には国際競争力もアップしてくる
しかも地方にとっては新たな企業誘致の活性化の一環にもなる
そうすると徐々に国民にとっても安心安全な再生エネルギーの国になることができるのだ
 
日本は原子力爆弾、原子力発電事故と2つの原子力で大きな危機を迎えた
今こそドイツをよく研究しながら
新しい安心安全の再生エネルギーの国
日本に生まれ変わらせたいものである
それが世界において、果たすべき日本の役割なのかもしれない

里山を元気にする ヒラ・ぺリラ

滋賀県大津市のびわ湖ホールでマーケティング部長をされている
浅野令子さんから野菜の飲み物が届いた
浅野さんはもう10年ほどのお付き合い
NPOの世界では日本有数の名物女性でもある
パネラーでもコーディネイターでも何でもござれ
英語も堪能、しかも地域おこしにも一生懸命!
届いたのは赤紫蘇ジュースである
滋賀県で里山保全に取り組む団体
比良里山クラブが4年の歳月をかけて作ったもの
浅野さんもサポーターのようだ
 
そのジュースを作った理由がユニークだ
この地区には江戸時代末期にイノシシなどの被害から農作物を守るため
農民たちが総出で築き上げたシシ垣と呼ばれる石積みが何キロと渡り
その姿をとどめている
そんな里山を守ろうと大津市の市民団体 比良里山クラブが立ち上がった
びわ湖を見下ろす農作放棄地で赤紫蘇を栽培しようと
そして赤紫蘇で健康と里山を守ろうと・・・・
 
3年前から休耕地に赤紫蘇を栽培をはじめた
しかも滋賀県環境こだわり農産物認証もとった赤紫蘇だ
昨年試みでジュースを発売したが一瞬で完売してしまった
名前は ヒラ・ぺリラ(比良の赤紫蘇)
紫蘇にはロズマリン酸と言われるポリフェノールがたっぷり含まれていて
健康にもとても良い
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さて今年は面白い取り組みで女性を巻き込んだ
女性限定で女性オーナーを募集したのだ
一区画20平方メートルで限定50区画
1000平方メートルだ
3月から9月にかけて土づくりや種まき
水やり、草取り、収穫などの作業を行っているが
作業を行う女性は2000円
作業の一部を主催者に委託する準会員は5000円とした
女性限定にしたのは日中に作業できる専業主婦の方にも
会員になっていただき輪を広げていこうとの事のようだ
 
今年の春は寒かったため種まきは3月末になった
豪雨などもあり心配されたが
7月には1000平方メートルの畑が一面真っ赤になった
 
今年も本数が需要に追い付いていかない
人気上々のようだ
 
さて味は・・・・・
鮮やかな赤の色がとてもきれいだ
紫蘇の香りが心地よい
個人的には少し甘みが強いかな・・・・・
女性好みの味だと思う
炭酸割だとさっぱりしそうだ
カクテルにもよさそう
シャーベットにしてみたら色も綺麗でとても美味しかった
色んなアイデアが浮かんでくる可能性のある飲み物でもある
 
価格は一本1500円
10000本になると事業が成り立つようだ
今年は1000本が1ヶ月で完売した
飲めば里山保全と健康の役に立つ
こんな取組のご当地ドリンクが地域を元気にして行く過程がとても心地よい
 
草の根の市民活動が農業を通じて地域のブランドを作りだしていく
小さな地域活性化の取り組みが日本全国に広がり、地域を元気にし
日本を元気にしていくことが日本再生の一番の近道になるかもしれない

第3の奇跡を・・・・

東日本大震災から6か月が過ぎようとしている
昨日、久しぶりに日経新聞を整理していたら
ある記事が目に飛び込んできた
3月31日付けの日経新聞
私の履歴書 安藤忠雄 31回の最後の記事である
3月中掲載された履歴書の途中で東日本大震災が起きたのである
安藤さんの生き方は大好きだ
独学で建築を学び世界をまたにかけて活躍する建築家
ハングリーで情熱的でバイタリティにもあふれている
愛する日本に対する叱咤激励の文章である
 
読み返してみても心に深く響く
今の日本にとって大事にしてほしい文章だ
ぜひ皆さんにも読んでいただきたい(抜粋)
 
国際社会で先頭を走ってきた日本は今、存在感を失い
国際化の波に乗れず、将来像がつかめない
教育は画一的で、政治には信念がない
そこに大震災が起こった
人間の力をすべて打ちのめすほどの地震と津波が我々を襲った
自然の猛威にただ茫然とたたずむ
 
こういう時こそ一人一人に何ができるのかを
自らに問わなくてはならない
日本は歴史上2度の奇跡を起こした
そして今再び奇跡を起こし何としても日本を復活させなければならない
本来日本人には素晴らしい国民性がある
自身の経験からしても土木・建築の技術力や
スケジュール・品質・安全衛生の管理能力は世界トップレベル
他の部分でも探究心が強く勤勉な民族として海外から高く評価されてきた
 
過去の奇跡の一つは明治維新
幕藩体制から一気に近代国家を作った
その素地は300を超える諸藩の教育だ
藩ごとの特色が打ち出され学ぶ人の目的と個性を考慮する教育
熱意ある柔軟な教育が生み出した人材が時代の扉をこじ開けた
 
第2の奇跡は敗戦後
数十年のわずかな間に見事に発展した日本の姿だ
 
しかし経済大国と言われ始めた1969年ごろから
実直な国民性が色あせていく
70年の三島由紀夫の防衛庁占拠・割腹事件は
今思えば以降の日本の凋落を暗示する警鐘だったのかもしれない
人は考えなくなり、闘わなくなった
経済的な豊かさだけを求め、生活文化の本当の豊かさを忘れてしまった
未来を担う子供たちは親の引いたレールの上を走るのに精いっぱいで
想像力を養うための貴重な時間は失われている
 
本来子どもは友達と自由に、自然と戯れながら遊ぶ中で
好奇心を育み、感性を磨き、挑戦する勇気や責任感を養う
今子供たちは過保護に育てられ、自分で考える体験が絶対的に不足しており
緊張感も判断力も自立心もないまま成人し、社会を支える立場に立つ
 
正しい価値観で物事を決めることができず
国際社会で立ち遅れている今の日本と
子供の教育を取り巻く状況は決して無関係ではない
 
私は自分で生きる力を身につけなければならないという想いを
人一倍強く持ってきた
だから自分の意思が希薄で、人と直接ぶつかりあおうとしない
芯の弱い子供を見ていると
日本の将来に深い危惧の念を覚える
人間性を育む教育を行い、自分なりの価値観を持つ自立した個人を作り
家族や地球への愛情を持った日本人でなければ
未来は見えてこない
 
その日本は存亡の危機にある
今こそ第3の奇跡を起こすべく日本は真に変わらなければならない

仁川国際空港(世界ベスト空港)

国際空港評議会が毎年空港の施設・サービスに関する
アンケートをまとめているが2010年のベスト空港は
 
①  仁川国際空港
②  チャンギ空港(シンガポール)
③  香港国際空港
④  北京国際空港
⑤  上海空港
 
とアジア勢が独占しているが
日本の空港はどこにもない
その中でも驚きなのが仁川空港である
何と6年連続世界のベスト空港に選ばれているのだ
この評価は世界181か国、地域の1700の空港を利用した
25万人を対象に7サービス分野、27施設運営分野の34分野の評価で決定する
航空分野では最も権威あるものである
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   出発ロビー                                                       空港鉄道駅
仁川空港は私にとっても思い出深い空港である
2001年のオープン当初は仁川空港へ仕事で何度か行く機会があった
それはアシアナ空港のソウルー宮崎路線開設パーティの仕事だった
宮崎県は悲願の国際線の路線を獲得しようと強力に推し進め
なんとか韓国側の了解を取り付けた
私はアシアナ路線開設のソウルと宮崎におけるパーティの企画演出の責任者だった
ソウルのロッテホテルで徹夜の映像設営
韓国業者との商慣習の違いなど良い体験をさせてもらった
 
いつの間にか日本のローカル空港は仁川とたくさん路線ができ
成田の使い勝手の悪さ、着陸料の高さなどもあり
日本のローカルから海外に出るためのトランジット機能を果たしているようにも見える
それは徐々に日本の国際空港の弱体化となって表れている
 
さて今日は久しぶりにアシアナでソウルへ・・・・
仁川空港はなぜ旅行客に満足度が高いのだろう
到着ロビーに降りるとKALリムジンの乗り場がすぐ
15000Wで市内の主要ホテルの玄関まで行ける
時間は約70~80分程度
新しくできた空港鉄道を利用すると空港からソウル駅まで最短43分で着く
そこから地下鉄に乗り換えると渋滞の心配もない
無料のインターネットスペース
リラックススペース
トランジットツアー
地下1階のフードコートと4階のレストラン街の多彩さ
旅行客が快適に過ごせるようユーザー目線で対応されている
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               インターネットスペース
2011年3月29日仁川国際空港はオープン10周年を迎えた
旅客数は2001年の1450万人から2010年には3348万人
運行回数は2002年の12万階から2010年には21万回
貨物は2002年の190万トンから2010年には268万トン
エアラインと就航都市は2001年の47社109都市から
2010年には67社172都市へ拡大した
すべてが順調すぎるほど順調だ
国際空港貨物  第2位
国際旅客数  第8位 
そして世界ベスト空港  6年連続第一位
北東アジアの更なるハブ空港を目指すとしている
 
それだけではない
仁川空港はこうした実績をもとに今やインフラの交通建設事業にも
進出している
ロシア、ネパール、フィリピン、カンボジアなどの空港建設や
リニューアル事業など幅広く海外へ事業領域を拡大している
世界的な空港運営会社として事業確立をめざしているのである
まさに空港は国家戦略の一つなのだと思う
これは大きな驚きだった
 
仁川の10年はまさに挑戦の連続だった
日本は国際空港の地位においても
航空行政の失われた日本の10年は限りなく大きく重い現実となって
日本にのしかかっている
21世紀は間違いなくアジアの時代だ
アジアのハブ空港をどう目指すのか?
アジアの空を制する国が世界を制すると言っても過言ではないのだから・・・・