太陽エネルギーの飛躍拠点に

宮崎は太陽がシンボルだ
神話のふるさとといわれる宮崎で太陽神(アマテラス)が生まれた
年間晴天率でも全国有数の場所である
日差しのまぶしさ、明るさは観光客もびっくりするほどだ
 
このシンボルといわれる太陽をエネルギー源にする太陽電池工場を
昭和シェル石油が建設することを決定した
日立プラズマディスプレイの宮崎工場を買収し、2011年の稼動開始を目指して
年間90万キロワットの大型の太陽電池工場の建設だ
 
工場が立ち上がった3年後の14年には、世界10%のシェア獲得の目標
そして経常利益の50%にあたる500億円を太陽電池で上げる意気込みだ
太陽電池につながる技術は旧昭和石油が1978年からはじまった
その後合併のあとも培ってきた技術である
 
現在独自開発のCIS太陽電池を宮崎の工場で生産しており一挙に大型工場の建設となる
CIS太陽電池は銅、インジウム、セレンが主成分、従来型の太陽電池と比較しても
原材料の使用量が少なく生産プロセスも半分と低コストである
環境にやさしい次世代型太陽電池として期待されている

現在世界NO1のコスト競争力といわれるアメリカファーストソーラーの太陽電池との
競争にも自信が垣間見える
 

昭和シェル石油の第2位の株主のサウジアラコムと組み、世界規模の拡販をも考えるようだ
まさに海外展開の基盤ともなるマザー工場である
物流も含め本格稼動すると一日トラック100台という量になるらしい
関連産業、港湾、物流の活性化を考えると宮崎の地域活性化の効果は計り知れない
 
外資が相手だけに決定を見るまでの県の方々の苦労も並大抵ではなかったと思う< /font>
様々なご苦労に拍手を送りたい
宮崎が新エネルギーのフロントランナーとして注目される事になる
との知事のコメントも大きな期待がこめられている
 
地球温暖化防止、政府のCO2 25%削減計画など時代のトレンドも重ねて考えると
宮崎にとって太陽エネルギーの利用開発はまさに宝のテーマだ
新たな成長産業としての太陽エネルギー
その中核ともなる今回の工場誘致決定は宮崎の壮大な夢(ソーラーフロンティア計画)
のスタート地点だと思う

西日本新聞 2009年9月8日