岡田の決断、 本田の存在(ワールドカップ2010)

正直、日本代表の一次リーグ敗退を予想していた一人だった
NHKがワールドカップ盛り上げのためにニュースで特集や特番なども放映していたが
反応は鈍かった
その番組内の本田は思いを熱っぽく語っていたが、
直前の試合までの本田の動きも精彩を欠いていた
あまりの連敗と5月24日の韓国戦ではいいところ無しの0−2の完敗
ふがいなさに岡田監督は辞任したほうがと言い出す始末
俊輔をはじめとした主力選手に復調の兆しは見えなかった
本田も何か浮いている存在になってしまっていた
 
それを劇的に変えたポイントは岡田監督の決断だ
もう失うものは何もない・・・・
勝負に出た
ワールドカップでの1トップの本田の起用である
まさに本田をシンボルとした日本代表にここで生まれ変わった
オランダ、ロシアを渡り歩きハングリー精神で培ってきた魂はやわではなかった
いままで浮いていた本田の動きが逆にチームになじんできた
そしてカメルーン戦の本田の1点は日本国民に眠っていた民族魂を目覚めさせた
 
そしてデンマーク戦
2010ワールドカップ史上歴史に残る
始めての本田の無回転シュートの得点が脅威と注目の的となった
 
本田がはく黄色のシューズはミズノ製だ
ミズノは本田選手の協力を得て2年がかりで開発してきた
内側の足首近くに反発力の柔らかい合成パッドが張ってある
大手メーカーでは出来ない日本人らしい技術魂が影のサポーターだ
 
イギリスのBBCは
本田の無回転シュートが決まった瞬間、まるでポルトガルのエース ロナウドのようだと
絶賛! 感動的なニッポンと戦いを評価した
 
デンマーク GK ソーレンセンは
本田のシュートは間違いなく必殺の武器だ
あの技を極めている
俺がもう一方に行き始めているとき突然にボールの方向が変わった
誰も止める事が出来ない・・・・
 
選手の誰もがまだ使いこなせていなかった公式球 ジャブラニ
無回転シュートの1点は見事にそれを乗り越えたことを証明した
そして自分が蹴ると思わせ遠藤に蹴らせ奪った1点
また最後に岡崎へのアシストをした1点
特に最後の得点は完全に相手を見切っていたパスだった
デンマーク戦の得点はすべて本田が絡み選手を自在に動かしていた
 
そして控えの選手も一丸となって試合に出場した選手を支えていた
このことが日本国民の感動をさらに大きくした
 
出発の70人から帰国の4000人の歓迎が事の大きさを表している
岡田監督は帰国後こんな言葉を贈った
 
壁が出来たときにあきらめずに、ネガティブにならないで
立ち向かう勇気を今回、この選手たちが示してくれた
辛いこと、苦しいことがあっても絶対に逃げないで欲しい
 
まさにワールドカップ日本代表のドラマは 事実は小説より奇なり を地を行く
感動的な物語となった
そして日本全体を国民の心を活性化させてくれた
 
今回の活躍で10億円はアップしたと言われる本田選手

100本以上あったテレビの番組出演をすべて断り

10日から再開するロシアリーグに情熱をかけて旅立つ
世界をまたにかけハングリーに生きている日本人の若者がいることを頼もしく思う

ワールドカップはドイツ、スペイン、オランダ、ウルグアイの4強が決まった そのなかでもドイツの強さが際だつ 新旧のバランスが良い
私自身がワールドカップ2002のドイツ宮崎キャンプをプロデューサーとして運営しただけにドイツにはそれなりの思いがある
上り調子だけにドイツチームには是非優勝を勝ち取って頂きたい!!