三重苦(地震、津波、原発事故)

2月に仙台や岩手を訪れたばかりだった
それから1ヶ月後、こんな悲惨な状況になろうとは・・・・・
 
地震、津波、そして思いもよらない原発事故
一瞬で消えた町
死者、行方不明は1、5万人を超え、避難生活を送る人は今でも40万人を超える
これが日本国内だということこそ考えられない異常事態である
応援物資を送ろうとしても関東までしか送れない現実
 
原発事故では情報開示など不透明な点が多い
 
大前研一は
日本の原子力発電は終わったと切って捨てた
特に3号機はプルサーマルで命がけで説得してやってきたもの
もう民間企業が巨大リスクをかかえられない
これ以上は国がやるしかない
事故に対する設計思想が甘い
今回緊急時に対応できる日本の優秀さはなかったと
 

 

あれだけ緻密な日本人がやっても事故が起きた原子力発電の
怖さに外国は急ブレーキがかかった
ドイツのメルケル首相は老朽化した原子炉6個を停止
緊急点検するように命じた
ニューヨークタイムスは
日本は破壊的な地震と津波の後の原発事故に
人道的危機と核的危機に直面してると報じた
 

(ロイター通信 16日ブリュッセル)
EUエネルギー担当のエッティンガー氏の発言が世界を驚かせた
福島原発事故は事実上制御不能
この発言が引き金となりアメリカ、ヨーロッパの株価が急落
円高も一挙に進みニューヨークでは史上初の76円台まで突入した
 
在日米国大使館は16日付けで半径80キロ圏内に居住する
アメリカ人に避難勧告を出した
フランス政府も早く帰国するか日本の南部に避難するように避難勧告を出した
 
日本政府の状況判断となぜ世界はこんなに異なるのだろう
外国の原子力発電関係者の多くは
今回の福島原発の事故はスリーマイルを越えて
もうレベル6の大きな事故だと認識している
 
情報判断の甘さ、対応能力の遅れ、情報開示
被災者の苛立ちは予想以上になってきている
三重苦に株安、円高が追い討ちをかける

今からの日本に立ちはだかる大きな困難を暗示しているようにも見える

被災者がとてつもない人数になっているさなか
新しい曲が3月14日に産声を上げた
宮城県出身の作曲家 菅野よう子が作曲した
作詞はコピーライターの一倉宏
曲名は 『きみでいて ぶじでいて』
ふとしたときに耳にしたのだが
しみじみとした歌声が
ゆっくり静かに心の中に浸み込んで行く
そして暖かい感動
が心を包む
 
すべてをなくしても頑張らなきゃと思っている人々がいる
そして日本だけではなく世界各国から暖かい救助の手も差しのべてもらっている
この曲を聞きながら
すべてをなくしたけど生きているだけでいいとコメントした女性の顔が思い浮かんだ
この曲が被災された皆さんの静かな応援歌になってくれればいいと思う
 
人という文字は支えあうという文字
危機のとき皆で支えあって生きてこそ日本人なのだと切に思う