モーターシティの非常事態宣言

イタリアの総選挙のショックを物ともせず
アメリカのニューヨークダウが史上最高値を更新中だ!
日本の株式も活況を呈している
5年ぶりの12000円台突入だ
世界全体が少しはしゃぎ過ぎの感じもするくらい
強い相場展開が続いている
 
さてアメリカのオバマ大統領は3月1日歳出強制削減の発動に署名した
3月1日から9月30までの間
強制削減される額は8500万ドル(約8兆円)
約1か月後に様々な影響が出てくるだろう
 
そして時を同じくして3月1日
ミシガン州のデトロイト市が非常事態宣言を行った
デトロイト市が生き残るために破産法の申請という決断をする可能性がある
その場合アメリカ最大規模の自治体の破綻となる
デトロイトというとビッグ3の誕生地でもあり
モーターシティとも呼ばれ
GM再生等アメリカ再生のシンボルだったところだ
自動車の聖地が非常事態宣言をして、アメリカの株価は史上最高値を更新
この皮肉な事態は何を物語っているのだろうか?
 
株式の活況とは裏腹にアメリカの州の財政は
大きくどんどん悪化している
それ以上に怖いのがフードスタンプ者数の増加である
アメリカでは5000万人を超えたと言われている
いかに貧困層が増えているのか
この数字を見るとよくわかる
 
金融緩和
シェールガス革命
企業業績の向上
など様々な株式活況の理由が言われるのだが
ここまで現実と遊離している株式市場も不思議な感じだ
 
アメリカでは次のハードルが待ち受ける
3月27日は現行の暫定予算が失効するので
本予算の議会審議と承認を得なければならない
これができないと国家機関の機能がストップしてしまう
 
そして次のハードルは債務上限法案だ
すでに債務上限を使い切っており
現在は年金会計などのお金を流用しているのが実態である
3月から5月にかけて次々と大きなハードルが出てくる
共和党と民主党の妥協点は見えてこない
オバマの頭も一挙に白髪が目立ち始めた
今回の世界の株高のスケールは予想以上に強いし大きい
世界中の先進国の金融緩和の資金が一挙に流れ込んで
宴たけなわで喜んでいるのもいつまで続くのだろう・・・・・
アメリカのデトロイトやシカゴなどの財政ひっ迫や
フードスタンプ受給者が5000万人を超えた話などを考えると
どちらがホントなのと言う気さえする
それほど株価の史上最高値の更新は違和感がありすぎる
 
現実的に見てもアメリカの債務は返せるわけがない程
巨額な大きさである
今のアメリカの政策は借金を増やす事と先送りで対応しているのが現状だ
アメリカ債務を帳消しにするためにはドル安か
世界中が買ったアメリカ株価の暴落のどちらかになる
今の株高はバブルをどんどんふくらましているように見える
そしてこのバブルはまだまだしばらく続く
 
しかし穏やかで大きい川と思っていたら
川の向こうには大きな滝が待ち構えているような気がしてならない
そしてそれは落ちた瞬間でないと実感できないのだと思う
かなりアメリカ経済は不気味な曲がり角に来ているような気がする
さて今後3ヶ月のアメリカがまさに要注目である!