テレビ放送の未来(坂村健)

最近思うことだが

個人的にもテレビを見ることが少なくなった

会社ではネット

家庭のTVではニュースかドキュメント、スポーツ以外は

見ることが少ない

 

見たい時にはパソコンやスマホで

YouTubeの中から音楽や映像を探して

見ているのが私の生活の日常だ

友人の中にはネットフリックスやGYAO!の動画契約を

している人も多くなった。

考えてみるとそれらはOTTと言われる業者なのだ

OTTとはオーバー・ザ・トップと言われネットで映像などのコンテンツを流す

通信業者以外の会社)

 

さて日本の代表的なコンピュータ科学者である

坂村健氏が毎日新聞に518日「坂村健の目」で

「テレビ放送の未来」のタイトルで核心の記事を書いている

 

最近発売されたメーカのテレビには

チャンネルボタンより大きく一番良い位置に

動画配信サービスの選択ボタンがついている

契約をするとスマートスピーカーと連動し

コンテンツ選びも一時停止も見直しも音声操作で自由自在

 

若い人たちのテレビへの接触率は減少の一途

テレビ業界の人は

「若者はスマホの画面でもちまちまユーチューブを見る」と嘆いているが

今やテレビ業界の最後の砦であるはずの今の大型テレビまでが

ネットに接続され、その大型画面で

動画配信サービスのアニメや映画を見る家庭が増えている。

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「電波による放送」だからこそ限られた周波数帯を押さえ

高出力の設備と技術スタッフを持つ放送局が必要だった。

多くの製作スタッフとスタジオを抱え

番組制作会社を従えたキー局が君臨し、

その番組配信と地方向けコマーシャルを抱き合わせることで地方局は成り立った。

限られた枠を押さえる広告代理店が特権的地位を持ち

限られた資源を高く売るために、視聴率を稼げる番組作りにコストがかけられ

視聴率の取れるタレントを抱えた事務所が力を持った。

長い時間をかけて「電波放送」という前提に最適化した最強の体制

しかしだからこそデジタルとネットワークが

前提になったとたんきしみ始める。

業界は今や運命共同体ではなく、先に上げた構成要素の運命は実にばらばらだ。

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儲けは広告で番組はタダと言う最強のビジネスモデルで

今までテレビ業界は視聴率競争と言う「コップの中の戦争」を謳歌してきた。

しかしそのコップは確実に干上がり始めている

デジタルとネットワークが与えるのは

物理的なメディアからの「自由」だけ。そこに方向性はない

未来を決めるのは技術ではなく自ら変える勇気

インターネットの時代、「変化」は外から一瞬で来る。

 

坂村氏は今までのテレビ業界のビジネスモデルを的確にとらえ

今のテレビ業界の苦しみや叫びも冷静に判断されている

 

OTTの動画配信のトップは無料で独自戦略のYouTube

2位は有料会員一億人を突破して世界に広がるネットフリックス

各エリアにおける巨額の番組製作費は日本でも影響を受け始めている

パソコンやスマホ中心だったOTT(オーバー・ザ・トップ)が

音声操作と言う選択と自由を通して

家庭の大型テレビを席巻するのはアッという間かもしれない

その近い将来の仕組みがテレビの新リモコンから垣間見える!