いちごの春ポン新発売!(ケンコー食品)

都城市にあるケンコー食品が2020年夏から

販売をはじめたのが季節ポン酢だ

地元の木酢を活用して地産地消ならぬ

地産全消まで行けば面白いと考えたのが吉田務社長だ

地産全消は地元で生産して全国で消費していただき

季節のポン酢で宮崎の魅力をアピールするという事

とてもユニークな取り組みだと思う

夏ポンは日南レモンで

秋ポンは日向のヘベス

冬ポンは西米良の柚子で独自の季節ポンを生産販売し

好評を博してきた

次は春ポン

色んな人に相談をして、5種類ほど試してみたのだが

たどり着いたのは誰もが考える日向夏ではなく

意外な果物だった

それは🍓イチゴ!!

都城盆地で栽培される志和池のえのきファームの無添加イチゴ

をたっぷり使用している

イチゴの酸味が程よく効いて

絵柄も可愛くサラダやカルパッチョ

白身魚のフライなどにも合うという

価格は450円

まずは2月15日から都城地区で販売をスタートさせる

コロナ禍で巣ごもり生活が続くと予想される中

季節と共にポン酢を変えていく食卓は

食生活に豊かさと笑顔を増やしてくれると思います

 

是非イチゴの春ポン

見かけたらお買い上げください!

けんちゃん農園(杉木賢一郎さん)

綾町の錦原で無農薬・無肥料の自然栽培を実践されている

けんちゃん農園にお邪魔した

代表の杉木さんは東京で会社も経営されている

杉木さんは会社経営の傍ら

健康は食からの信念のもと、2年ほど奈良で自然栽培の研修を受けた

また自然栽培を勉強する中で

杉木さんの師ともいえる方が岐阜県在住の岡本よりたか氏だ

農薬や肥料を畑に持ち込まない栽培方法で野菜を育てる

そのために必要なことは土づくりだという事をしっかりと身につけた

その自然栽培を実践する場所を探し求めて

約4年前、全国の候補場所を見て歩き

最終的にその中から綾に決めた

土づくりに3年かかった

 

自然栽培に移行するときは麦の種をまき

育ったら漉き込む作業を繰り返し

畑の土地を浄化するんです

そうすることで土づくりができれば

柔らかく団粒化した土となり野菜にとっては最適の環境となるわけです

そうすると雑草もほとんど生えません

 

現在はニンニクと大麦、しょうが、玉ねぎを栽培している

あくまでも宮崎の野菜や麦は2次加工品の原料がほとんどだ

メイン商品はニンニク塩麴、しょうが塩麴、玉ねぎ塩麴の

麹3兄弟セット

そしてもち麦とぱくぱく麦茶ゃん

もち麦は今やスーパーフードの一つで食物繊維が非常に豊富なため

腸内環境をととのえてくれる。お米に混ぜて食べたるとぷちぷち、

もっちりとして香も良い。

麦茶はお茶はもちろんのこと、そのままお菓子でもOKとのこと

このにんにくは10月に種をまき

5月に収穫する

大きさも予想以上に大きく、別の生産県の農家も

驚かれたほどだ

このような野菜の生産過程は子供農家プロジェクトとして

地元や宮崎市の家族を募集して一緒に体験交流を行っていらっしゃるようだ

 

東京から綾に単身で来られて自然栽培を実践されている杉木さん

現在良き相談相手となっているのが

自然栽培で日本でも名高い田野在住の川越俊作さんだとのこと

無農薬、無肥料と言う自然栽培の実践は並ではない!

そのバイタリティと熱い情熱、高い志から生まれる

ユニークな発酵食品がとても興味深かった

杉木さんの力強い言葉が耳に残っている

「私の理想は畑を発酵場にしたいのです。

そうすれば食べる事で人間の腸内環境も発酵場になる。

そして自然に命の循環ができるようになるのです!」

 

大根櫓とべったら漬け(宮崎市田野町)

宮崎市田野町で大根の収穫と同時に

大根やぐらが出来上がりつつある

宮崎は漬物用大根の生産高では日本一の産地である

今日は少し暖かいほどの晴天

家族総動員で収穫作業

生産農家の皆さんが総動員で大根の収穫

今年は大根は豊作のようだ

このように積まれて運搬

この収穫されたばかりの大根は

このようにトラックに乗せられて

大根やぐらに運ばれて干されるのである

見事な大根ツララ

干した大根は中から見るとこんな感じ

外から見るとこんな感じになる

見事な大根櫓です

この大根を麹で漬け込むと

冬の風物詩のべったら漬けが出来上がる

季節限定のべったら漬け、ぜひ食べて見てください!!

道本食品では12月1日から1月いっぱい

程よい甘さとシャキシャキ感のあるべったら漬けを販売されている

お正月におせちに飽きたらべったら漬けは良いアイデアです!

有木みかん園(綾町)

穏やかな晴れの日に

綾町、錦原にある有木ミカン園にお邪魔した

日向夏は全て袋に入れる作業が完了していた

大きな実の文旦は12月末に収穫し

4週間ほど蔵置きして1月末の出荷になるようだ

保存をすることで酸味が取れるのだと言われていた

これは犬びわの実

ジャムにするととっても美味しいのだそうだ

後で食べさせてあげると有木さん

これはクヌギ

これを割って薪ににしている

乾燥の時間は4年ほど必要だそうだ

有木さんの自宅に薪ストーブがあり、そこで使用されている

一般の人から見ると何ともぜいたくな暮らしだ

リビングで収穫されたばかりの富有柿と

自家製漬物をご馳走になる

その後、噂の犬びわのジャムを

なめらかでとっても美味しい

JAを退職された後、宮崎から綾に移住された有木さん夫婦

自然を相手にしていると

全くストレスがないと笑顔で話されていた

次は日向夏収穫の時に少しはお手伝いに行きたい!

ポチロン(宮崎市)

ポチロンが改装して2Fができたそうで

その2Fを見にランチに出かけた

コロナ禍でも改装して前向きに展開している

山本シェフが頼もしい

料理の素材も宮崎ならではのこだわりの生産者を大事にされている

さて今日は2Fでランチの2500円コース

ゆったりとした間取りで落ち着ける

メニューはQRコードで見てくださいとは

コロナ禍ならではの工夫か?

季節の野菜とホタテ

ポチロンらしい彩りで新鮮さが目でわかる

ミネストローネ

魚介類のパスタ

コクもありとても美味しい

今日のメインは魚で鰆のポアレ

フェンネルの香りが程良い

鰆もふっくらと仕上がっている

デザートは

キャラメルとハーブのアイスとティラミス

最後にコーヒーで満足のお昼

 

2Fもほぼ満席でにぎわっているのは嬉しいこと

コロナ禍で宮崎も冬場は大変だろうが頑張ってほしいものだ!

 

カジュアルビストロ度  ★★★★

 

ポチロン

宮崎市広島1−4−9第一小田ビル1F

050−5590−3596

11:30〜14:30 水曜日曜休み

18:30〜23:00 日曜休み

第5回発酵親子教室(みやだいずの話)

第5回発酵親子教室が都城で開催された

集まった40名はみやだいずの話やみやだいず味噌作り体験、

発酵昼食と堪能された様子でした

 

都城でみやだいずを見出した宮崎大学農学部、明石教授のお話を

平成22年に都城市内の農家から種子を譲り受け

22年から試験栽培し、DNAの解析などにより

ふくゆたかより古い都城在来種であると確認された

だいずは種子、在来種、野生種とある

野生種はつるまきで縄文時代から食べられていたそうだ

宮崎大学には日本だけでなく世界からの大豆の種子が

2000ほど保存されている

文部科学省が平成14年からスタートさせた

バイオリースプロジェクトの大豆の中核拠点となっているためだ

その管理責任者が明石教授なのだそうだ

 

興味深いのは日本で都城周辺地域だけ大豆を発芽させたおやしを食べる習慣がある

このことからもかなり古くから大豆を食べる習慣があったのだと思われる

みやだいずは大豆本来の香りや甘みが強く

味が濃いのが特徴

宮崎大学ではこの大豆をブランド化するために

都城のみや、宮崎大学のみや、宮崎県のみや

これらを考えて

みやだいずの商標登録をされたそうです

将来に向けての夢もたくさんあるそうなので期待できます!

みやだいず地域おこしプロジェクト代表の吉田社長からは

ある日の夕方、明石教授が訪ねてきた

みやだいずを製品化して欲しいという願いだった

夕方来られたのはほかで断られたからだろうとは察しが付いた

子どもが同級生だったことも言われてやるしかないと思った

在来種だけに収量はふくゆたかより20%ほど低いし

大、中、小と実の大きさが一定していない

農家の生産者の皆さんからは

だいずは全部買ってもらわないと協力できないと言われた

銀行関係の協力もあり

なんとか全量買い取りを続けているが

現在60トン、量はどんどん大きくなるので

お金を借りるのもどんどん大きくなる

そのためにはいろんな商品を開発して普及もしていきたい

笑顔で話す吉田社長が頼もしい!

春夏秋冬の季節ポン(ケンコー食品工業)

都城にあるケンコー食品工業株式会社の吉田社長は

商品開発でもなかなかのアイデアマンだ!

醤油味噌が本業なのに

色んな商品がある

たとえばモンドセレクションで金賞を受賞した焼き肉のたれ

郷土料理からヒントを得た豚の軟骨煮等々

最近では麹のコンフィチュールなどがある

昨日打ち合わせをしていたら冬ポンを見せていただいた。

 

実はですね、以前流通グループの社長と飲んでいたら

味ぽんは年中味ぽんで、季節性がない

季節ごとのポン酢があれば楽しいのにと言われた

その言葉が頭に残り

季節の宮崎ならではの無農薬の木酢を使った味ぽんを作ろうと考えた

夏は日南レモンを使い夏ポンに

秋は日向のヘベスを使った秋ポンに

冬は西米良の中武ファームの天空の柚子を使用した冬ポン

標高400メーターの高さで栽培されているので

天空の柚子だそうだ

味見をさせていただいたが爽やかで美味しい

私も素晴らしい商品に仕上がったと思っていますと吉田社長

 

次は春

どの木酢で考えるのかな

それとも日向夏でも面白いように思うのだが

吉田社長のアイデアが今から楽しみでもある!

第5回発酵親子教室のご案内

みやざき発酵文化ナットワークでは

みやだいず地域おこしプロジェクトと共催で

11月28日、都城市農業伝承の家で午前10時から午後1時まで

第5回発酵親子教室を開催します

今回の発酵テーマは宮崎の在来種の大豆であるみやだいずです

大豆は日本人の食生活には欠かせないものです

醤油、味噌、納豆などの発酵食品はもちろんですが

豆腐や油揚げ、豆乳など良質のたんぱく質を取れることや

レシチン、サポニン、オリゴ糖、イソフラボンなど

健康を支える様々な成分が含まれています

今回の発酵の先生は

みやだいずを見出した宮崎大学農学部・教授の明石良氏

みやだいずプロジェクトの会長でケンコー食品の社長でもある吉田努氏

穴井豆腐製造所代表の穴井慎一氏

の3人です

また味噌作り体験も楽しめます

毎回人気の発酵昼食は

本坊農園で収穫されたばかりのえびのの新米を

薪で炊くほか

野菜の味噌汁や手作り漬物など

美味しいこだわりメニューが盛りだくさんです

是非ご期待ください

参加料金は 大人 1500円 子供 600円(3歳から小学生まで)

限定40名です

お問い合わせは

0985-31-7086  みやざき発酵文化ネットワーク事務局まで

獺祭の挑戦(弘兼憲史)

山口県の山奥の小さな酒蔵

獺祭の世界への挑戦を弘兼憲史が漫画で描いた話題作

ストーリーは

大手日本酒メーカーで修業をして帰ってきた

桜井博志氏は当時経営をしていた父親との折り合いが悪く

辞めて石材業を営んでいた

そこに父親の死で1984年旭酒造を受け継ぐことに

当時の銘柄は旭富士

紙パックや景品など様々な試みをしたが

なかなかうまくいかない

社員の給料は利益が上がっていた石材業のほうから

奥様が工面していた

蔵の現状を打開しようと悩んだ末に

純米大吟醸を造ると決心する

静岡県の吟醸造りのレポートに感化され

蔵で大吟醸を造ってみた

思った以上に良い出来だったが旭富士だと負け犬のイメージ

新ブランドにしようと考える

正岡子規の俳号は

獺祭書屋主人と何かの本に書いてあった

旭酒造は獺越地区(おそごえ)

1990年獺祭が誕生した

1992年には数々のドラマを生んだ獺祭二割三分が誕生する

夏の休閑期に岩国に錦帯橋のほとりに地ビールを作り

レストランで展開して行こうという事に

しかしこの地ビールの挑戦がとんでもないことになる

数億円の予算で実行に移したがものの見事に失敗

杜氏も蔵を離れていき

周りからは倒産すると言われた

ピンチをチャンスに

四季醸造に切り替え、全てのデータをインプットして

経験と勘から数値管理の見える化を図った

そして流通は問屋を排除し直接取引にした

ここからの快進撃は誰でもご存じの通り

2008年新蔵完成

2010年新蔵第2工事完了

2012年第2蔵稼働

年率150%のスピードで出荷が伸びていく

2015年12F建ての本蔵が完成する

世界への挑戦も形になっていく

2018年6月 DASSAIジョエルロブションパリオープン

2019年獺祭NY蔵建設(コロナで一時休止中)

桜井会長曰く、日本の少子化を考えると

目を向けるのは世界

世界の売り上げを9割にしたいと意気込む

桜井会長とは大吟醸を楽しむ会をはじめとして

キャビアでのコラボや奥田シェフとのコラボなどで

大変お世話になっているが

本質を的確につく言動とスマートさと腰の低さは会長ならではだろう

またマスコミには全て機敏に対応するなど

マスコミの利用の仕方も非常に巧い方でもある

世界に向けての挑戦は始まったばかり

会長と息子さんの桜井一弘社長との2人3脚で

コロナ禍終息後の世界への飛躍が今から楽しみでもある

NHKプロフェッショナル(岩佐十良氏)

6月9日のNHKプロフェッショナルはとても興味深かった

自遊人の編集長でもある岩佐十良氏を通して

地方が主役になれることとは何かを再認識させらる番組だった

 

岩佐氏は自遊人という雑誌を始めて

認知されだすと同時に忙しい生活に明け暮れる日々

そんな時にふと思った

自分が豊かだはないと感じているのに

雑誌は豊かさをアピールしている

その違和感が心をむしばんでいった

その時に取った行動は驚くような事だった

2004年1月に会社を東京の日本橋から

新潟県の南魚沼に移転することだった

もちろん岩佐氏自身も移住した

日々変わる大自然の移ろい

そんなすべての物が美しい

 

東京で年収2000万の人よりも、ここで年収350万のほうが

豊かであると思う

2014年南魚沼の温泉旅館を自分で借金して引き継いだ

名前は里山十帖

宿泊はモノ、人、理念が一体となったリアルメディア

重陽なのは発信力と独創性

その先にあるブランド形成までを考え

そこ自体が地域のセンターハブに成りうることだった

この成功が契機となり

様々な全国の地域の問題が岩佐氏に持ち込まれるようになる

 

松本の奥座敷、浅間温泉の老舗旅館をどう復活させるか?

が大変興味深かった

浅間温泉は地元の方が入れる共同浴場がたくさんあるが

維持管理費用の問題や少子老齢化のこともあり

現実には大変修復や維持管理が難しい現状だ

そこで例えば都会の方に資金提供していただければ

一定期間入浴することができるなどの提案を行っている

また旅館は近くのカフェや本屋、雑貨屋などと一緒に

地域の活性化を図られればよいという考え方だ

そこに共同温泉という付加価値も加わるのが今回の目玉の一つとなる

地域の課題が本物の魅力にならないか?

 

コロナ禍で開業も遅れているようだが

ぜひ浅間温泉の壮大な岩佐氏の活性化プロジェクトを目で見て確かめてみたい

地方が主役であること

行き過ぎた針を戻して真の豊かさとは何かを問いかける

そんな岩佐氏の地方での取り組みがこれからも楽しみだ