7月2日から5日、フランス パリ・ノールヴィルパント展示会会場にて
今年で10周年を迎えるこのイベントは、毎年7月の第1週末に開かれている。
マンガ・アニメ、コスプレなどのサブカルチャーや、音楽・モードを含めた
ポップカルチャー、また武道・茶道・などの伝統文化を紹介することを目的とした
欧州最大規模の日本フェスティバルだ。
フランス国内はもとより、ヨーロッパ諸国からの来場者は
約16万4千人にもおよび、大変な熱気をおびた4日間だったようだ。
世界コスプレサミットフランス予選やラフォーレ原宿ファッションショー、
日本でも知名度の高い漫画家集団
CLAMPのサイン会やトークショー、
そのほか、会場ではマンガやアニメのDVD、グッズなどの販売やプレビュー、
ゲスト作家のサイン会、格闘技、柔道・剣道などのデモンストレーションなど、
日本に関するさまざまな催し物が開催されたようだ。
パリを中心に剣道の普及に熱心に取り組んでい日本武道の多田夫妻も
フランス剣道連盟の依頼でこのイベントに参加した。
『BAMBOO BLADE(バンブーブレード)』という女子高生の剣道部を
舞台にした漫画をフランスで販売するにあたり、出版社
Ki-oonが
フランスの剣道連盟CNKとコラボレートし、
剣道のデモンストレーションが開催された。
「ただマンガを読むだけでなく、剣道そのものを知ってもらいたい!」という
出版社の願いで制作されたドキュメンタリーでは、剣道の歴史や、
防具についての知識、熱心に稽古する剣道家たちへの道場でのインタビューなど
日本人以上に日本文化を取り込みたいという姿勢が伺えたそうだ。
多田夫妻の将来の夢は剣道だけではない。
宮崎の物産や文化などをこのジャパンエキスポで紹介できないか
真剣に検討しているようだ。
そんな意味でもまず出展をしたことでジャパンエキスポの形や流れを
つかむことの格好のチャレンジだったような気がする。
そして様々な日本の文化に触れ、楽しみ、熱心に聞き入る
体験者たちの様子から確実に剣道が広がっていくことを感じたようだ。
時折パリから旬のレポートが届くように多田夫妻は協力をしていただけるようで、
今からもヨーロッパレポートが楽しみである。
日本武道 パリ連絡先
3RUE
EDOMONDO GONDINET 75013 PARIS
TEL : 33(0)1 43 37 65 65
FAX: 33(0)1 45 87 12 72