ロンドンオリンピックの日本の放映権は
全体で275億円だったそうだ
160億円がNHK
東京の4局、TBS、日本テレビ、フジテレビ、テレビ朝日が25億円づつで100億円
テレビ東京が10億円で総計275億円だった
視聴率でもNHKがダントツだった
少しNHKのはしゃぎ過ぎが気になったが・・・・
60%を出すのだから勝負は最初から明らかではあった
さてオリンピックだけではなく
NHKの一人勝ち状態が続いているように思う
最近NHKで印象的な番組がある
それは仕事ハッケン伝という番組だ
NHK総合テレビ20:00~(木曜)
人には誰もがやりたかった仕事がある
それをタレントが本気になってやりたかった仕事に取り組んでいく
受け入れる会社も特別扱いは無
容赦なく鍛え、一人前にしようと本気に指導していく
そのプロセスで感じる挫折感となにくそという想い
先輩たちに鍛えられながら挑戦し少しづつ成長していく姿に
いつの間にか自分の感情を同化していってしまう
タレントのプライドが見事に粉々に打ち砕かれ
悩み、泣き、そして励まされ
自立していく姿こそが
感動のドキュメントとなっている
まさにストーリーの黄金律を
そのまま再現したような展開だ
再度ストーリーの黄金律をご紹介しよう
① 何かが欠落したり、もしくは欠落された主人公が
② 何としてもやり遂げようとする遠く険しいゴールに向かって
③ 数多くの障害や葛藤、敵対する者に向かっていく
どの企業でも入社のときは通過していく研修を
やってみたかった仕事として選んだタレントが
プロとしての仕事の深さと責任の重さを痛感し
挫折を経験しながら、なんとか自立していく姿
親子ともども楽しめる感動ドキュメントとなっている
放送を通じてその仕事の深さを認識できることも勉強になる
会社とタレントの本気度が感動の相乗効果を生んでいる
親子や世代を超えて楽しめる共感ドキュメンタリーである
最後そのドキュメントを見ながら会社全員で分かち合う
場面も一体感が感じられてとても良い
誰もが考え付くアイデアのはずなのに
この番組も民放ではなくNHKだ
元気のない民放の近未来が少し心配でもある