よこちょう(京都)

京都では珍しい海鮮居酒屋だ
場所は川端3条から歩いてすぐ・・・・・
目だたない店構えだが入ってカウンターに座ると
30分もしないうちに満杯になった
やっっぱり人気のお店らしい
 
最初の注文は紙に書く
八寸盛りと青森のヨコワなどの刺身の盛り合わせ
お酒は滋賀の喜楽長
このお酒は能登杜氏で醸された手ずくりの美酒だ
金賞も9年連続のなめらかなお酒である
 
八寸盛りもポテトサラダ、バイガイなど酒好きには
もってこいのあてが6種類
刺身はヨコワとイカとタイ
味も新鮮さも普通だ

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 次のお酒は青森の田酒
そして三重の大アサリ焼き
焼く前に大アサリを見せてくれる
臨場感があって楽しい
田酒は冷でくいっと空ける
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最後は京都名物鯖寿司
1個 200円だ
安い!
持ち帰りのお客も多いそうだ
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喧騒のなかで一人楽しむ
なるほどこのお店はコストパフォーマンスも高い
しかもこの活気はすごい
接客はこれだと少し雑になるのはしょうがないかもしれない
京都で魚を食べる時は面白い店だ
 
お得度  ★★★★
 
よこちょう
京都市左京区2条通り川端東入る難波町210
075-752-1531
17:30~22:00
日曜休み
 

闘う葡萄酒(上野敏彦)

世界におけるワインの歴史は10000年以上だと言われている
しかし日本のワインの歴史はわずか140年
大久保利道氏がフランス視察で
ワインを楽しむ豊かな文化を体験し
国の近代化を図る政策の一環としてワイン作りを奨励したのが始まりだ
 
宮崎の地元の人たちは都農ワインの凄さをまだ理解していない
私もそうだった
何となくアジアで有名なワイナリーになっている
ということは認知しても
しっかり味わいながら都農ワインを飲むことはなかった
 
上野敏彦さんが今回書いた本は
私にとっては目から鱗だった
宮崎で葡萄を作りワインを醸すことがこんなに
難しいことだなんて想像以上のものだった
共同通信社の宮崎支局長として赴任され
3年半の間の上野さんのたゆまぬ記者魂に
感心しながら
都農の人たちの熱き挑戦の
緻密な取材を楽しく読ませていただいた
上野さんのお酒闘うシリーズの本は純米酒の神亀と都農ワイン
今からまだまだ上野さんの闘う酒シリーズを読んでみたいものだ
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葡萄をテーマにした都農地域の農業の活性化は
ある一人の若者の挑戦から始まって行った
その人の名前は永友百二
田んぼに木を植ゆる馬鹿がおるげなと
陰口をたたかれながら19歳に梨の栽培から始め
終戦後に葡萄の栽培をはじめ
昭和33年巨峰は高値を呼び注文殺到となる
昭和43年都農町ぶどう協議会が設立
まさしく尾鈴葡萄のブランドを作りだした人だ
この人がいなかったらワイナリーの構想もなかっただろう
 
1996年第三セクターでワイナリーが誕生する
そこに1996年2月面接に来た人間が小畠暁だった
青年海外協力隊で南米に行きブラジルのワインの工場長
になりブラジル国内のワインコンクールで一等を取った人だった
面接した町長の河野氏に
どうせワインを作るなら世界に通用するものを目指したい
この言葉に即決で採用となる
しかし河野町長は人材、アイデア、ノウハウ、マーケティング、すべてがゼロ
全国378のワイナリーに立ち向かうのは容易ではないと考えていた
 
ここからが小畠の挑戦が始まる
支えるのは役場にいた赤尾誠二氏だ
世界のワイン醸造地は日射量が多く年間降雨量も500~800ミリがほとんどだ
都農町の場合 年間降雨量が3000ミリ
桁違いの雨の多さだ
雨が多いと開花時期にカビが生えて受粉できなくなる
あと1つの問題は土
表土が浅く黒ボク土という火山灰土に覆われているため
大雨で土壌が流れ出す
それに地元農家との軋轢
まさしく常識では考えられないワイナリーが都農なのであった
 
それからの軌跡は
是非上野さんの本を読んで楽しんでいただければと思う
 
都農ワインは世界が認めるワインリポート誌をはじめ
数々の受賞歴を持つ
ワインリポート誌(アジアランキング)
2004   もっともお得なワイン第一位 (キャンベルアーリーロゼ)
       将来性のあるワイナリー第一位
2005   もっともお得なワイン第一位(キャンベルアーリーロゼ)
2007   最もエキサイティングなワイン100
2008   もっともお得なワイン第一位(シャルドネ アンフィルタード)
2009   もっとも興奮したワイン第2位 (スパークリングレッド)
 
チャーミングで華やかなキャンベルアーリー
柑橘系のリッチな果実感のシャルドネ
エキゾチックなシュワシュワのスパークリングレッド
再度じっくりと都農ワインを楽しんでみたい
 
大自然という神様は人のあくなき情熱に奇跡を起こらせてくれるのかもしれない
都農の奇跡はまず永友が起こし
その次は様々な人の情熱とネットワークが育んで行った
奇跡の結晶としてワインが誕生した
地域活性は人間の想いから始まる
そんなことを改めて感じた本であった
 

みどりや(日南市)

宮崎県日南市にみどりやという和食屋さんがある
お昼に気軽に行くには良いお店だ
 
特にここの松華堂弁当(800円)は丁寧な仕事がされており
真心を感じさせ、とても好きだったが最近はやってないようだ
さて今日のお昼は魚の漬け丼があると言う
マグロとカツオどちらにされますかと聞かれ
迷わずマグロを頼む
 
出てきました
胡麻と醤油のたれに漬けたマグロが
ご飯の上にびっしり
そして中央には卵黄が鎮座している
まずは一口
いやあ 旨い!!
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ゴマだれが何とも言えないコクを出している
マグロは程よく脂がのっていて
マグロのねっとり感と絶妙なコンビネーションだ
今日のお味噌汁は豚汁でこれもいける
 
食後にデザートの胡麻のアイスクリーム、コーヒーがついて
800円
安すぎる!!
今日のお昼は当たりの絶品ランチでした
 
さてこの後は近くの田村鮮魚店で魚を見てみる
生きの良い魚が目白押し
素敵な鮮魚店だ
愛想のないぶっきらぼうさも気に入った
ここも今から私の好きな定番の店になるだろう
魚が綺麗ですねといったら
魚屋だからスーパーと違って付加価値をつけないととズバリ
さて今日はハガツオの刺身を買って夜の楽しみとしよう
 
ねっとり度  ★★★★
 
みどりや
日南市材木町6-2
11:30~13:30
17:00~23:00
日曜休み
0987-23-6201
 

メイドインジャパン(ドラマ)

NHKの60周年記念ドラマ 
メイドインジャパンが放送された
視聴率は10%を超え外国メディアからも注目をあびた
 
まさに今の日本の白物家電の危機的状況をよく描いている
円高、欧州危機、新興国の厳しい追い上げ
もがき苦しむ家電業界の今を明確にとらえている
 
脚本を書いた井上由美子氏は構想は2年前だと言う
ところが東日本大震災以降
時代はまさに想像を超える速さで日本の製造業を危機に追い込んでいき
タイムリーなドラマとして誕生した
 
高度成長期
日本の製品はアメリカで安物と言われたが
徐々に品質を上げていき、ついには世界一の品質といわれるまでなった
メイドインジャパンは品質の良さでもあり、確かさでもあり、日本人の誇りでもあった
まさに世界の奇跡が日本の製造業だった
 
さてタクミ電機は会社倒産まで3か月と言われ
集まった再建戦略室7人のメンバーの苦悩や苦労
契約を奪われた中国のライバルメーカーへの交渉
その中国メーカーで矢作篤志(唐沢寿明)が見たものはかって盟友だった
迫田貴弘(高橋克実)だった
矢作の提案で迫田は会社から開発を中断させられ
矢作と取っ組み合いのけんかの末に会社を去って行った
 
技術を中国企業で花を咲かせるように見えた迫田だが
タクミの訴訟の記者会見で
生み出した技術は私の子供だと言い放つ
しかも今の技術では完全ではないと・・・・・
これには中国メーカーの社長も怒って席を立っていく
 
別れの挨拶をしに中国に戻った迫田に
中国人の社員たちは冷たい目線
矢作の説得に徐々に中国社員の心が開いていく
迫田に集まってくる中国社員
さあ!仕事だと嬉しそうに言う迫田・・・
 
このドラマをさらに引き立てるのがタクミ電機の社歌『希望』だ
太田裕美の歌が妙に昭和っぽくてドラマととてもなじんでいた
 
新しくなる 喜びがわく
みんなの力で 作りだす
いつまでも いつまでも
心に太陽が
新しくなる 心広くなる
タクミの力で やりだそう
 
笑いたくなる 踊りたくなる
心が一緒に 歩き出す
心に太陽が
新しくなる 心光りだす
みんなの幸せ 作りだす
 
今を見据えた迫真のドラマ
会社倒産の危機から再び夢を語り始めるときの最後のシーンは
日本人はまだ頑張るぞという気になる
私の個人的な意見だが
迫田を主人公にしたドラマだとまだ深みが出たような気がする
 
 

よみがえりのレシピ

宮崎市の宮崎キネマ館で
2月15日までよみがえりのレシピの映画が上映されている
 
1970年代に入り日本は大量生産、大量消費の時代
その時代にトレンドに合わず
消滅していった日本各地の在来野菜は少なくない
形が悪い
苦みがある
そんな在来野菜の特徴は
高成長の時代トレンドの中では置き去りにされ
いつのまにか消費者は誰も目を向けてくれなくなり
必然的に消滅していった数多くの在来作物の悲しい歴史がある
 
この映画は
庄内地方で消滅しかかっていた在来野菜を
どう守り、育み、新しい味として確立させ
子供たちの食育にも生かしてているのかを
淡々と描いているドキュメンタリーだ
 
在来作物はその風土の中で育まれてきた作物だ
これからの時代は
その作物の種の中にこそ地域が生き延びるヒントがあるのだと思う
なぜならその風土でしか生まれない作物が在来作物なのだから
 
山形大の江頭准教授、アルケッチャーノの奥田シェフ
そして種を守ってきた生産者の老人たち
生産者と先生と感性を持った料理人
この3身一体の思いを込めたパワーがあったからこそ
壮大な実験は成功したのだろう
口では簡単な循環農業というキーワードという言葉の陰には
一人一人の情熱と努力とチームワークなしには生まれてこない
 
昨年奥田さんを訪ね、
案内されて藤沢カブの後藤勝利さんに会いに行ったことがある
元気なおじいちゃんは焼き畑の苦労や藤沢カブの成長を楽しげに話をし
奥田シェフには尊敬のまなざしを注いでいた
在来野菜の特徴を引き出し
思ってもみなかった料理の新しい味に仕上げる感性
それがお客だけではなく、生産者の感動を呼び起こす
奥田さんの存在は生産者と消費者をつなぐ命の存在でもある
 
土と水と太陽のなかで
老人がタネを宝のように守り続け
若者が継承し
こども達が食育として作物を育て、種を作りまた育てていく
これが本当の農業の在り方でもあり食育の在り方だ
おいしくて心に効くドキュメンタリー映画だ
ぜひ機会があれば皆さんにも見てほしい映画である
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さてこの奥田シェフを招いて
大吟醸を楽しむ会スペシャル
アルケッチァーノ イン ミヤザキを3月3日開催する
宮崎の春の食材を奥田さんがどのように調理していくのか
日本一2連覇の宮崎牛を奥田流でどう調理するかも楽しみである
それだけではない
今回はそれぞれのメニューに
出羽桜と獺祭の8種類の日本酒を合わせていくと言う初めての試み
2蔵元はどちらも仲野社長、桜井社長が出席され
まさしく食と酒のプレミアムマリアージュの会となる

ターヴォラ・ディマーレ(宮崎市)

東京ではお手軽なバールが大流行だ
宮崎にもそんなお店があればいいのにと考えていたのだが・・・
 
宮崎市の繁華街
山形屋の横の路地を入っていくと
小さなドアが目印のお店がある
私とよく仕事をするデザイナーがお気に入りのお店だ
一度彼につれてきてもらったが私も気に入ってしまった
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ドアを開けるとカウンターだけの狭い店内
人懐っこい表情のマスターが一人で切り盛りをしている
まずはお勧めの赤穂のカキの蒸し焼きを頼み
シャルドネの白で乾杯
カキは生食用というだけあって新鮮
レモンを絞って食べるとジュウシーな甘みが口の中に拡がる
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次にラタトーユ
少し最近野菜不足の日々だ
野菜で健康にと思いながら・・・・

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チリのカベルネの赤を頼む
次はジャガイモのゴルゴンゾラソース
生クリームとゴルゴンゾラでソースを作り
ジャガイモと食べる
意外性の組み合わせが奇妙にマッチする
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さて仕上げはジェノベーゼ
このお店の人気メニューだそうだ
いんげんの緑が全体的な緑とマッチしている
松の実のアクセントも素敵だ
少々油っぽいがこれもおいしい
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ワインを気軽に楽しめて
いつの間にかお店のお客同士が友達になっている
そんな雰囲気がこのお店にはある
関西出身のマスターの温かさが伝わってくる
夜遅くまで開いているのも心強い
女性一人でも安心なお店だ
CPは行って驚くはず!
 
アットホーム度  ★★★☆
 
ターヴォラ・ディマーレ
宮崎市橘通り東3丁目4-9山形屋南側路地
0985-28-6602