KAIZENという言葉は世界共通語である
この言葉は 豊田英二氏が創り上げたトヨタカンバン方式の核となる
言葉としてもよく知られている
日々改善してより良きものを効率的に作って行く、そしてとことん追求していく
このKAIZENは今では世界の自動車メーカーに深く浸透している
その豊田英二氏が100歳で9月17日御逝去された(1913年9月12日~2013年9月17日)
1994年には本田宗一郎氏に続いて米国自動車殿堂入り
1999年にはアメリカのタイム誌に
20世紀もっともアジアで影響力があった20人の1人に選ばれた
印象に残る 豊田英二氏の名言がある
『何も考えないことが何より悪いことだ』
『人間も企業も前を向いて歩けなくなった時が終わりだ』
『機械的に考えるのではない、乾いたタオルでも知恵を出せば水が出る』
苦境に陥った時ほど私にとって勇気が出る言葉である
さて豊田英二氏が 1981年に未来を見据え講演で話されている
『馬車は自動車にとって変わられました。
このことから我々が学ぶべき教訓は、
馬車屋が自動車を発明したのではない。 ということです。
馬車屋は馬車の改造と改善を続けていただけでした。
翻(ひるがえ)って、自動車屋が自動車にとって変わる
次の乗り物を発明できる保証はどこにもないということです。
では自動者の次の乗り物はどんな乗り物なのか?
皆さんは笑うかもしれないが、私は孫悟空のキントンではないかと考えているのです。
自分で操作しなくても行きたいところへ自分を運んでくれる。
それが孫悟空のキントンです。
そのキントンの夢を若い君たちに託したい。と思います。』
変革やイノベーションは違う業界からもたらされる危険性もある
ということを明確にリスクとして持ち
社員が次の自動車を生み出していくのだと言う大いなる決意表明だ
今から30年前の言葉とは思えない凄みと目の前の現実がある