国債格付

2011年1月26日スタンダード&プアーズは日本国債の長期ソブリン格付を
一段階引き下げAa−とした
短期ソブリン格付けは据え置いた
1年前からS&Pは日本の格付け見通しを「ネガティブ」として
引き下げの可能性を示していた
日本の政府債務はGDP比で200%に達しつつある
国民のほとんどが財政再建の必要性を感じているのに
政治の一貫した債務問題に対する対策がないことに
警鐘を鳴らしている
 
国債の95%が国内投資家という神話と経常黒字国という強さが
どこまで続くのかという疑問を持っていた
個人的にも引き下げは当然のことだと思う
このままでは日本は落日の国になる・・・・
 
ただ世界を牛耳る格付会社3社の信用も権威も大きく傷ついている
 
リーマンショックの格付会社の対応の遅さと疑問
2008年9月15日連邦破産法を申請したリーマンブラザース
ムーデーズとフィッチはこの日になって同社格付けをジャンク債にした遅さ
S&Pは9月9日に格付注意のクレジット・ワッチを出したものの
格付は投資適格のまま据え置いたのだ
世界市場の格付の80%を独占する3社がこの有様
これで世界の投資家や金融機関はどれほどの損害をこうむったことだろう
 
2010年ユーロ危機での格付会社への不信
ユーロ危機発生以来加盟各国の格付けが不当に下げられ
格付けで危機が拡大したこともユーロ圏は重要視
しかもタイミングが非常に悪かったことも不信に拍車をかけている
ユーロ社会は格付け監視機能を持った組織を作る動きをはじめている
 
格付会社のトリプルAを水戸黄門のご印籠とする時代はもう終わったのだ
 
ここで世界の国債を見てみよう
現在と国債がAaaといわれる国は6国
イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、カナダ、オーストラリア
問題はアメリカ、イギリスだ
 
アメリカはドルが基軸通貨といえ紙幣の刷り増しは凄まじく
FRBは金融緩和策を推し進め
FRBの金融資産はリーマンショック後の2.6倍に膨張している
そのほとんどが不良債権だといっても過言ではない
カルフォリニア州、ニューヨーク州は破綻寸前
世界の基軸通貨ドルが揺らぎ始めているという感覚は経済人であれば誰もが持つだろう
 
イギリスはまだひどい
世界を代表する投資家 ジムロジャー