潮の変わり目

世界の株式の活況が止まらない
ニューヨークダウは1月29日
5年3か月ぶりの高値
13954,4ドルをつけた
2007年10月9日につけた史上最高値14164.53ドルに
あと200ドルまで迫る勢いである
日経平均は1月29日 11000円回復 
2年9か月ぶりの高値となった
12週連続上昇という42年ぶりの記録更新中だ
 
世界の株式市場に金融緩和の資金が流れ込んでいる
リスクオンの状態が続き
債券から株式の資金流入が鮮明になってきている
 
アベノミクスが推し進める日銀のインフレターゲット2%の発表を受け
円安も勢いが止まらない
現在の世界の最弱通貨は円である
2月1日ドルに対しては92円台の安値を付けた
ユーロに対しても125円台という安値
ユーロは100円から3か月で25円程度円安になった
まさに凄まじい怒濤の円安の勢いである
この円安で企業の決算発表も上方修正するところが目立ち始めた
 
さて円安のめどをどこに置くか
注目の2人が興味深い発言をしている
ダボス会議に出席した内閣参与の竹中平蔵氏は1月26日
WSJのインタビューに答えて
円相場はどこで落ち着くか、あまり特定の考えはないが
多くの人々は95円近辺が妥当だと考えていると発言した
著名投資家のジョージソロス氏は会議で
円は下落しユーロは上昇すると発言した
 
さて素直に考えてみよう
今の日本経済 相変わらずの景気低迷
アベノミクスの気分だけで円安が続き、株式が異常な高騰を見せている
アメリカも予想以上に悪い
債務上限法案も5月までの先送り
今年いつ火を噴くかわからない
ユーロ ある程度立ち直ったかのような報道がなされているが
全ては先送りしているだけだ
実体経済は想像以上に悪い
この状況の中での円安大行進と世界株式の活況なのである
 
そんな中、気になる動きが発表された
1月18日
ドイツ中央銀行は預けてある金塊を
2020年までにニューヨーク連銀から300トン、フランスの銀行から374トン
本国に送還することを決定した
実は1971年のニクソンショック(ドル暴落)の前にも
欧州は米国から自国へ金を現送している
 
世界同時株高はまだしばらく続くだろう
しかしそろそろ潮の変わり目に来ている感じがしている
過去からの未来予測が始まりつつある
近い将来、ニューヨークダウは大天井を形成する気がしている
人々が株式の熱狂に浮かれているころ
実体経済とかけ離れた株式の活況はなにかのきっかけで正常に戻る
さてそのきっかけとは何だろう
そのきっかけとなる出来事は意外に早い予感がしている