2012日本の広告費

電通が2月21日2012年の広告費を発表した
日本の2012年の総広告費は5兆8913億円
前年比103.2%となった
 
2011年の東日本大震災の自粛の反動、ロンドンオリンピックもあって
おおむねどのメディアも堅調に推移した
さて媒体別に見てみよう
 
テレビ広告費 1兆7757億円 前年比 103.0%
自動車、情報通信が牽引力となった
スポット、番組広告費もロンドンオリンピック効果もあって堅調に推移したようだ
ただしテレビの番組の劣化がひどくなってきたように感じる
民放はF1層を意識するあまり、番組の効率化も考え
どの局も同じようなバラエティ化が目立ってきているように感じている
セッツインユースは年々落ちてきている
特に若年層のテレビ離れが目立っていると感じる
はたしてこのままで全国のテレビ局が生き残っていけるのかが心配である
 
新聞広告 6242億円 前年比 104.2%
6000億円の攻防だったが何とか維持できた
ロンドンオリンピック、衆議院選挙と下支えの要因があった
通販関連の広告も目立っていた
全国でもデジタルへの取り組みや
ターゲット層を絞っての紙面開発など
様々な工夫を行っているが
いかんせん時代トレンドと若者の指向からすると
年々厳しくなってくると思われる
私の周りの若者が新聞を読んでいないのが現実である
 
インターネット広告費 8680億円 前年比 107.7%
ロンドンオリンピック、衆議院選挙ではネットの活用が進んだ
時にスマホの普及はネット広告の成長を加速させている
さらに年々順調に増加していくだろう
 
このほかに地味ながら力図よい伸びとなっているのが
衛星メディアである
 
衛星メディア広告費  1013億円 前年比 113,7%
今季初めて1000億円の大台を突破
ロンドンオリンピック中継などもあったが
衛星の視聴者は中高年をターゲットとしてとらえ
巨人軍の中継や韓流、紀行物など
落ち着いてゆっくり見れる編成へと定着化してきている
その層に向かっての広告の投入など
ターゲットが鮮明な番組が多いだけにこれからも注目である
 
さて広告費の大まかな流れを検証してみよう
 
2005年                       2012年
 
新聞       10377億円              6242億円
テレビ      20441億円              17757億円
インターネット  2808億円              8680億円
衛星メディア   487億円               1013億円 
 
この比較だけでも時代の流れが理解できる
新聞はいつの間にか2005年の6割に落ち込み
2009年にはインターネットに抜かれてしまった
広告構成比 10.6%
 
テレビも他人ごとではない
2005年からすると約15%減少してきている
広告の王様だった盤石のテレビの時代からすると
将来の地盤沈下の不安の方が大きくなっているような気がする
広告構成比 30.2%
 
インターネットは3倍の量になっているが確実に増えていく
ただあまりに速いスピードについていけない人も多くなってくるのではないか?
スマホ活用による広告の進化も成長に拍車をかけるだろう
広告構成比 14.7%
 
日本の年齢人口を考えてみると
衛星メディアの順調な拡大が見込まれるだろう
しかもこの熟年世代はお金を持っている
この衛星メディアの活用が今からの時代キーになるような気がしている
私も個人的に非常に注目している
広告構成比  1.7%