ダニーボイル監督の演出の成否・・・

ロンドンオリンピックが今週から始まる
いよいよメディア各社もオリンピックモードだ
日本選手の活躍も一杯頑張ってもらいたいが
何といっても最初の私の注目は開会式の演出である
 
2008年北京オリンピックの開会式は
中国の映画監督 チャン・イーモウ氏が演出した
古代楽器をたたく2008人の群集、和の文字を人文字で表す
漢字の成り立ち、映像を取り入れた美しい紙絵巻など
中国の誇りや偉大さ、権威を全世界に示した
壮大な一大スペクタクルの開会式だった
費用は200億円以上とも言われるこれ以上の開会式のスケールは
今後まずできないとも思えるほどの凄まじさであった
NHKの視聴率は37.3%を記録し
全世界で40億人が視聴したと言われている
 
さてロンドンのオリンピックの開会式
演出監督は イギリス・ランカシャー出身の
映画監督のダニーボイル氏
2009年スラムドッグ$ミリオネアで
第81回アカデミー賞を監督賞、作品賞をはじめ8部門で受賞した
この作品はインドのスラム街が舞台と無名のインド青年が主役で
何の期待もされていなかった作品だったがあっという間に全米で大ヒット
全世界でも名だたる賞を総なめにしたイギリス作品
この映画は制作費もあまりかけていない!
 
今回のロンドンオリンピック開会式も金ではない
ということを意識したというのは考えすぎだろうか!
予算は北京オリンピックの7分の1の約33億円の規模である
 
さて演出のモチーフは
シェークスピアの最後の作品テンペストからイメージして
『驚きの島々』がテーマとなる
鐘がすべての文化をつなぐシンボルとして
会場に23トンの最大級の鐘を吊るし
平和の音としてセレモニーをスタートさせる予定
スタジアムには英国の伝統的な田園風景を設置
動物擁護団体からは問題にはなっているが
馬や羊、牛、豚、鳥なども放す予定だという
約12000人のボランティアが157回のリハーサルを行っているという
80000人の観客をショーの一部にしたいともダニーボイル氏は言っている
 
音楽監督はアンダーワールド
ダニーボイル氏とはよくコンビで仕事をしている
もちろんスラムドッグ$ミリオネアでも同じコンビだ
フィナーレにはポールマッカートニーも登場して歌う
ポールは70歳でデビュー50周年でもある
 
予算から言うと少し地味な開会式だが
ダニー・ボイル監督がどのような演出をするかが
大変楽しみでもある
今回のオリンピックのテーマはコンパクト&エコ
このテーマ通り
感動とは予算金額の大きさではない事をぜひ見せてほしい
全世界で10億人が見ると言われている今回の開会式
いよいよ27日の早朝である