EV (電気自動車)

今年世界で一番話題だった自動車メーカーといえば
トヨタでもベンツでもない中国の新興自動車メーカーBYDだ
中国・広東省の創立14年の会社だが
二次電池メーカーとしては世界のトップクラス、中国の車メーカーも買収した
このBYDが世界に先駆けて電気自動車の量産を宣言した
あのウォーレンバフェット氏も昨年出資をし、今年のバークシャーハザウェイの株主総会では
BYD車の展示も行った
創業者の王氏は技術出身
今年デトロイトで行われたモーターショーでは話題を一気にさらった
展示したe6は四輪駆動 最高速度は160KM 1回の充電で300KM
燃料コストはガソリン車の3分の1か4分の1
ただデザインの分野では見劣りがする
なんとなく色んな車に似ているのである
このEVをアメリカ・ロスアンゼルスで来年から行うことをBYDは12月発表した
5人乗りセダン e6  の販売価格は4万ドル強としている(360万程度)
またBYDは12月中国銀行と戦略的提携を行い2000億円の金融支援を取り付けた
まさに官民一体となって世界の電気自動車の主導権を握ろうとしている
 

さて日本でも産学連携の面白い会社が産声を上げた
慶応義塾大学の清水浩教授が社長となり民間のベネッセ、ガリバー、丸紅などが出資して
シムドライブの会社設立が8月24日に行われた
プレス発表の写真では元ソニーの出井さんや竹中元大臣の顔も見える豪華な顔ぶれ
この会社は清水教授が開発したインホイールモーター型を中心としたシステム(シムドライブ)
を搭載したEVの普及を行う会社だ
清水教授は30年以上EVの開発をしスーパーエコカーといわれるエリーカを創った人だ
この車はなんと時速370KM  加速性能はポルシェにも勝つ凄い車である
 

シムドライブは2013年EV量産化へむけて企業20社と共同研究を始める
もう企業の応募は30社以上にもなっているようだ
12月現在フル充電時での走行距離を400KMに高めるめども付いたようだ
大学では環境を教えている清水教授の言葉がユニークだ
地球温暖化は19世紀の技術を使いすぎた結果に過ぎない
我慢のエコより快適なエコ
2013年の量産化の目標は価格が150万以下 だと言う
この会社の面白さはシステムをオープンソースにすることで一気に量産化が図れるのが強み
 

シムドライブの優位性は高性能だと言うがBYDにスピードで負けないか?
BYDにすればシムドライブが量産化する前の3年間が絶対的なマーケット獲得のチャンスだ
BYDのメーカー対シムドライブの日本らしい社会貢献の協業型
これに世界や日本の自動車メーカー、そのほかの新興メーカーも名乗りを上げて
EVの覇権に向けての凄まじい競合が展開されていく

我々も環境を考えてEVの未来に注目をしながら
日本発世界の市場を席捲するEV車の誕生を期待したい
そして快適なエコの社会を実現したい物だ!