囲碁棋士 吉原由香里六段
吉原由香里六段が日本棋院宮崎支部の招きで
3月23,24日と宮崎にお越しただいた。
少し時間をいただいて話を聞いた
囲碁を始めたのは6歳の6月
父と一緒に習い始めた
日本では6歳の6月から習うことを稽古始めとされている
一年ほどたつと父を抜き、成績もぐんと上がり
周りから注目を浴びるようになる
プロを目指したがなかなか合格できない
慶応義塾大学一年の時に一度プロの道を諦めた
大学3年の時に父がなくなり再度トライしようと決意。
大学4年生の時、22歳でにようやくプロに合格した
卒業するとメディアから引っ張りだことなる
ヒカルの碁の監修をしてからは一段と注目を浴びるようになった
2007年から2009年女流棋聖戦3連覇を達成
若い人に囲碁の興味を持ってほしいとIGOAMIGOの立ち上げに奔走したり
メディアの囲碁開設や初心者向けのビデオを製作したり
囲碁の普及活動に努めていらっしゃる
現在囲碁の世界人口は4000万人と言われている
日本のレベルは前は世界一強かったのだが
中国や韓国に押されているのが現状
囲碁の歴史は中国では3000~4000年と言われており
日本でも1500年と言われている
朝廷や貴族の中で広まり、江戸時代になって一般大衆に広まっていったそうだ
日本では最初に国技と言われたのは囲碁だったそうだ
江戸時代の化政期(1804~1830)に当時隆盛となっていた囲碁を
武士階級が国技と言ったのが始まりだとか・・・・
吉原由香里六段の囲碁の説明は初心者でも大変わかりやすい
囲碁をシンプルなゲームとして捉え
キーワードを基に拡がりを展開して行く手法は素晴らしい
彼女のお陰で囲碁を習うきっかけになった人たちも数多いと思う
今後も若い人たちに囲碁の魅力を伝えつつ
日本の囲碁ファンのすそ野が大きく広がっていくことを願う
今回、宮崎にお越しいただくきっかけとなった
日本棋院宮崎支部の杉山さん、日高支部長、田山君はじめ
多くの関係者の方々のご努力に感謝いたします。