太古の発酵の知恵から生まれた新生獺祭

昨年来の獺祭で起きた様々なことを

踏まえて、獺祭の未来はどうあるべきかを

桜井会長は真摯に考えていたのだろう。

その一つの答えかどうかわからないが

革新の証の一つが新生獺祭45なのではなかろうか?

 

手紙にはこのように書いてある

「太古の発酵の知恵にもう一度戻ろう」

 

人間の知の発展は、人類として地球規模で見たとき

他の生物を押しのけながら人口を増やすことにはプラスに働きますが

個人の寿命であったり、健康であったり

という面ではマイナスに働くことが多いようです。

 

それは酒にも言えて、古来から酒は百薬の長と言われてきました。

・・・・・

しかし、人のあくなき欲望による技術の進歩は

品質の安定と低コスト化には大きく貢献しましたが

その反面大切な何かを徐々に失ってしまった気がします。

それでも発酵技術の進化は止まりません

・・・・・・・

しかし発酵技術の進化は

百薬の長から酒をどんどん離れたものに変化させます。

・・・・・

醸造技術の進歩は少なくとも現代の人間の栄養状態の改善には

役立たない側面の方が多いのです

これは少しでもおいしい酒を追い求めることにより

お役様に幸せな時間をお届けしたいという、私ども旭酒造にとっては

深刻な論理矛盾なのです

 

この桜井会長の手紙から読み解くと

古来の発酵の知恵で健康に良い酒ができた

しかし獺祭の本来の味からするとどうしても微妙な差が出る

ただ獺祭の論理矛盾の回答として挑戦した酒

発酵と健康をキーワードとした獺祭の新たな試みこそが

新生獺祭なのだろう

 

苦みや香りの輪郭がはっきりしていで

綺麗というよりももっと酒らしい味わいだ

おちょこで一日一杯少しづつ飲むと百薬の長になれるかもしれない

手紙には幾分かの迷いも感じられるが

新生獺祭の新たな挑戦に拍手である

洋食のアケミ(大津)

浜大津の駅を降りると琵琶湖が目の前

お天気も良いので大津市内の散策

アーケード街を歩きながら、路地に入ると

洋食の食堂が目についた

名前もアケミとスナック風なのが面白い

お店に入り椅子に座り周りを見渡す

観光客と地元サラリーマンが

オムライスやチキンカツ、ランチなどを頼んでいる

きょうの日替わりランチ

ひき肉オムレツ 730円 を頼む

注文が入る度、ご主人が一皿一皿を丁寧に調理されている

日替わりのオムレツも

腕の確かさを感じる味だ

こんな昔ながらの洋食屋さんが少なくなった

定期的にワイン会も開催されているようで情熱も感じる

まだまだ頑張ってほしい街の洋食屋の一つである

 

街の洋食度  ★★★☆

 

洋食のアケミ

滋賀県大津市長等2−9−34

077−522−0339

水曜休み

11:30〜2:30  17:30〜21:30

三井寺(大津)

浜大津の駅から歩いて10分ほどで

三井寺の玄関、仁王門に着く

琵琶湖を見下ろす長等山中腹にある

正式名は長等山園城寺(おんじょうじ)

ここは天台寺門宗の総本山

平安時代、智証大師円珍和尚により中興された

1200年の歴史を誇る寺だ

この仁王門は徳川家康の寄進によるもの

近江八景の一つとしても有名なのが三井の晩鐘

音色が美しいことでも知られている

 

金堂(国宝)

桃山時代を代表する華麗な名建築

三重塔

奈良から移築されたもの

山の中腹に広がる広大な敷地に

琵琶湖を見守りながらたたずむ三井寺

悠久の時と豊かな大自然にに身を任せながら

静かに自らの生き方を考えてみた

喫茶チロル(京都)

京都の早朝、二条城付近を散歩しながら

喫茶店チロルへ

ここは朝6時半からやっている

このお店の外観だけで昭和のレトロさが満載

中に入ると期待通りの昭和満載の喫茶店

テーブルに座りメニューを見ながら

店内を見渡す

カウンターの中でコーヒーを入れているのが

ここのご主人の名物おばあちゃん

コーヒーと

バタートーストとゆで卵を注文

これで460円の安さ

ゆでたてのゆで卵も剥いて出てくるのも嬉しい

常連さんが入ってくると

注文が無くてもコーヒーとカレーが出てくるなど

あんうんの呼吸も見事だ

 

常連さんと観光客が少しの割合だろうか

創業50年

昭和の香りのする喫茶店でコーヒーを飲みながら

普段着の京都の朝を満喫するのも

旅の醍醐味の一つである

 

昭和満載度  ★★★☆

 

喫茶チロル

京都市中京区御池通大宮西入る門前町539−3

075−821−3031

6:30〜16:30 日曜祝日休み

高倉(京都)

割烹の品格で居酒屋のような気取らない心地よさ

その2つを兼ね備えているようなお店が

京都の高倉だ

カウンターとテーブルが2つだけのお店なので

予約は必須

カウンターに座り小鼓を注文

お通しはおでん

日本酒は兵庫の小鼓

何にも食べていなかったので

2,3杯飲んでようやくほっとする

自家製ゴマ豆腐のねっとり感が酒と合う

うるいのフキノトウ味噌和えのあとは

うなぎとごぼうの柳川

酒ととっても合う

最後にカツを狙っていたら、横の熟年カップルに

カツを取っといてと出し抜かれてしまった

残念だがカツはこれで終わりのようだ

 

家族経営のほのぼの感と

ご主人の包丁さばきの腕とセンス

そして器の良さが

このお店の魅力度をアップしている

それではと九条ネギと刻みのにゅう麺

出汁の旨さが心に染みる

京都高倉の夜はにゅう麺で〆るのも乙なものだ

 

 

包丁人度   ★★★★++

 

高倉

京都市中央区夷川通瓦町西入る西革堂町205

075−231−5633

17:30〜23:00

日月休み