地域活性,  発酵、食育、農業,  経済

宮崎 食のトリプル1

宮崎の食の日本一と言えば
なんと言っても一番目は宮崎牛だろう。
5年に一度開かれる和牛のオリンピック
第10回全国和牛共進会が2014年10月に開催され
宮崎牛が9部門中5部門でトップを獲得
和牛日本一連覇を成し遂げた。
現在はアメリカの輸出が大きく伸びているようで
河野知事の話によるとアメリカへの輸出枠200トンのうち
69トンが宮崎牛だという
TTPがスタートすると、アメリカへの輸出枠は3000トンにも拡がると言う
TTPで宮崎牛のブランドが世界に拡がっていくことを期待したい
 
2番目は宮崎キャビアだ
世界3代珍味の一つとも言われる
1983年に日ソ漁業間親善の証として日本の希望する県に
チョウザメが贈られた
しかし最終的にチョウザメのふ化から
完全養殖の道を歩めたのは全国で宮崎県だけとなった
国も途中で研究をやめてしまったのだ
その後2000回にも及ぶ実験と有名シェフなどとの試行錯誤で
ようやく30年の時を経て宮崎キャビアは完成する
宮崎キャビアは3年前に発売され全て即日完売となった
今年の9月18日には海外輸出が解禁となり
来年に向け更なる飛躍が期待されている。
知事は来年の伊勢志摩サミットでも宮崎キャビアを出したいとの意向のようで
関係各機関とも努力して是非とも実現させたいと意欲を語っていた
 
3番目は焼酎
9月7日、本格焼酎2014酒造年度(2014年7月~2015年6月)
の出荷量において宮崎県が全国第一位となった
本格焼酎と言えば鹿児島が長期間第一位を維持してきたが
宮崎が初めて第一位となった
11月1日焼酎の日では
宮崎のホテルで焼酎の会が開催されるなど今までとは違う盛り上がりとなった
 
宮崎の新トリプルワンを紹介したが
これ以外にも宮崎完熟マンゴー、たまたま、佐土原なすなど
宮崎には世界に誇れる素晴らしい食がたくさんある
訪日外国人は今年1500万人を突破する勢い
しかも訪日外国人のデータによると一番は食だと言う
宮崎には外国人の観光客は他県と比べるとまだまだ少ない
インバウンドを強化して訪日外国人に宮崎への誘導をすることと
豊かな食の体験をしてもらうことこそ
宮崎のフードビジネスと観光の生きる道になるのかもしれない