バルチック海運指数最安値更新!

バルチック海運指数が11月20日、
498と500を切り史上最安値を更新した
 
バルチック海運指数とは
ロンドンのバルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数
(1985年=1,000として算出している)
気になるのは
海上輸送の3割を占めると言われる鉄鉱石の需要だ
この鉄鉱石の需要で中国はなんと68%を占めると言われている
しかも10月から12月は需要期に当たるため
バルチック海運指数は上昇していくのが通常だ
それが逆に最安値を更新している
 
エネルギー、農産物、貴金属の商品の総称である商品のCRB指数も15年の最安値だ
リーマンショック後の2009年3月につけた
最安値200,34を割り込み
11月20日には
ITバブル崩壊の2001年10月につけた183をも下回り
瞬間182の最安値を更新した
 
この2つの指標は世界の供給過剰、資源過剰を
明確に示している
世界経済は景気減速に入っていることを
証明する指標だと言い換えることもできるだろう
 
しかいし株式市場だけが
先進国の金融緩和や中国の金融緩和で流動マネーが流れ込み
相変わらず世界の先進国の株式は活況だ
 
トマ・ピケティは21世紀の資本の中で
資本収益率は経済成長を上回り、富の格差は拡大すると書いたが
株式市場は金融緩和という流動性資金の海を漂っている感じだ
まさしく今の金融市場の現状が、
さらに富の格差を加速させていると言っても良いだろう
 
バルチック海運指数は
実は中国の実体経済を反映するともいわれている
また上海総合指数の先行指標であり
NYダウの6か月後の先行指標であるともいわれている
 
そう考えると
そろそろ世界の株式マーケットに
2つの指標の影響が現れ始めると考えるのは間違いではないだろう
株式市場に流れ込んでいる投機資金はいつ流れを変えるのか?
その大きな転換の瞬間が待ち受けているような気がしてならない