大和言葉

大和言葉というと古くは和歌のことを意味したが、現在では日本で使われてきた固有語(ひらがなと漢字)のことを指している
さて目、鼻、歯、耳 は顔の部分の漢字だが
この語源は
植物の芽が出て花が咲き葉が生じて実となる
『め』 『はな』 『は』 『み』 だという
ひらがなの持つ深い意味合いは大和民族の深さを感じてしまう
 
『かく』 というひらがなは元の意味は
手の指を使って何かをするしぐさだという
漢字で表すと
書く、描く、欠く、掻く
おもわずなるほどと思ってしまう
 
大和言葉には表と裏があるという
表とは能の面、裏とは面を取った本当の姿だと
裏を使った表現だと具体的に・・・
 
うらやましい 裏+やましい=心+病気
 人をうらやましいと思うことは心の病にかかった証拠だ
 
うらみ   裏+見=心+見られた
 心を盗み取られた
 
うらぎり  裏+切り=心+切る 
 心を切られた恨み
 
このように大和言葉を見ていくと予想以上の深遠さがあることがわかる
 
よく言われることだが世界の民族の中で『わび』 『さび』の感覚を理解できるのは
日本人しかいないとされている
古いものや朽ち果てていくものを美として捉え
美意識として昇華させている民族は世界のどこを探してもいないのである
 
高島俊男氏の『漢字と日本人』のなかで
日本語は言葉の系統が明らかではなく世界の言葉の中で孤立している
世界にほとんどない独自の言葉を使っているのであれば
考え方も唯一無比の独特なものが出来上がっているはずと
 
内田樹(たつる)氏は日本辺境論のなかで
日本語は意味を表す表意文字(漢字)と音を表す表音文字(ひらがな)
を併用するハイブリッド語
おもしろいことに脳内生理学の研究によると日本人は漢字とかな文字を脳の異なる
部分で処理をしている
 
私も日常ではジャパニッシュといわれる英語モドキを何気なく使うことも多いが
ひらがなの文化度をもう少し理解し
日本語の大切さと豊かさをじっくりと考え、大切に使うことが
日本人の心を活性化させ
世界においても日本人としての価値を高めることになると考える
私自身も誇りを持って日本語を大事にしたいと実感している