木の花ガルテン(大分・大山町)

日田の近郊に全国的な有名な農家レストランがある
そんな話を前から聞いていたがやっと行く機会に恵まれた
みやざきから高速道路で鳥栖インター経由で大分自動車道へ
日田インターで降りて20分ほど道なりに山のほうへ
見えてきた
ここが木の花ガルテンだ
一村一品、道の駅、地産地消の元祖的存在といわれるのがこの施設だ
バザール、加工製品の展示館、コーヒーハウス、農家レストランの複合施設だ
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11時過ぎというのに車が駐車場に一杯だ
早速目当ての農家もてなしバイキングへ
入るともう順番待ち
5分ほど待って入り口で1375円(大人)を払って席に着く
料理は素朴で優しい味わい
100のご馳走というだけあってさまざまな野菜料理が体をヘルシーにしてくれる
お客の層も子供から大人まで幅広い
サービスのおばちゃんたちの笑顔が素敵だ、
料理もなくなると入れ替えのスピードが手早い
味は素朴で本当のふるさとの味だ
 
凄いのはこの食堂、ここだけではないのだ
福岡・博多でこの農民食堂を開店して大繁盛しているのだ
大山の農家のおばさんたちが1週間交代で福岡に行き料理を作っている
平均70歳を超えているが楽しそうに作っている
お店はそれだけではない
大分のデパートの中にもレストランを出しているほどの盛況ぶりなのだ
 
大山町JAの名物組合長 矢羽田さんによると
農業者のバザール木の花ガルテンは平成2年7月7日にオープンした
ネーミングは
神話の木の花咲く夜姫の父がオオヤマツミノミコトであり大山つながりで気に入ったこと
イスラエル研修の帰りに立ち寄ったドイツで見た市民農園ガルテンから名前をとって
木の花ガルテンにされたようだ
20年前に世界のスケールを見ていた組合長の見識の高さにも驚かされる
特産品の拡大を考え梅栗植えてハワイにいこうのキャンペーンをやったのも
その時代では話題になった
大山ではたくさんの種類の農産物を少量ずつ作ってきた
少量生産、多品目栽培、付加価値販売だ
出来た農産物は大切に工夫して生かすという農業者魂で
色んな農産加工品を販売している
しかも生産者の名前を入れ生産者が値段をつけるというのも
大山JAが日本で最初だそうだ
そして日本の農産物の流通に風穴を開けたという点でも
画期的なことだと思う
 
今全国で産直のお店がブームだ
安全、安心、そして新鮮で安い事が好循環となり全国各地でにぎわっている
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そのルーツと言えるのが大山町の木の花ガルテンであろう
まさしく農業の6次産業化をを推進している良い事例だ
1次産業×2次産業×3次産業=6次産業
生産物を自分たちで加工製品化、そして販売、レストランの展開
1次産業を加工製品化することで2次産業のマーケットは8倍になるといわれている
それをレストランを繁盛させることによってサービス業としてますます市場は拡大していく
農業で活性化して地域経済の循環が良くなると色んな現象が起きてくる
農業は楽しいしかも高収入を得られるとわかると
若者がどんどん農業に戻ってきた
まさに地方のJAの一つが今からの日本の農業のあり方を示している
日本の地方の農業のあり方の模範ともなりうるものである

地方の時代とは農林水産業を中心とする地域の活性化の時代だと思う
様々な地域の成功事例を見て思うことだが、そのど真ん中にいるのはいつも人間だ
その人間が地域に対する情熱と信念を持って地域を愛し、どのように人の心に働きかけ
人を動かしムーブメントを作っていくかが一番のポイントだ
そのような情熱を持ったリーダーが地域に出てきたときに、初めて地域から風を起こすことが可能になっていくのだ!