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へべす

秋になると待ち遠しい食べ物がある
それは生さんまの塩焼きとへべすだ
秋を感じる魚とへべすのジューシーな味わいは
最強の取り合わせだと自分では思っている
 
ただへべすというだけで解る方は少ないかもしれない
1845年に宮崎県日向市に自生していた木酢を
長曾我部平兵衛さんが自宅の庭に移植し日向地区に広まっていった
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全国ではまだまだローカルの木酢ではあるが
その実力が凄いものであることが研究によりわかってきた
へべすには8種類のフラボノイドが含まれている
その中でもナツダイダインの含有量が多い
ナツダイダインは抗がん作用があり、スダチやカボスなどには
まったく含まれていない
また花粉症など抗アレルギー作用のあるナリルチンや
血流改善、抗酸化作用のあるナリルギンも
スダチ、カボス、ゆず、シークワーサーの中で一番含まれている
驚くべき結果だ
 
今日は宮崎県ブランドの人たちに案内されて
まずはへべす発祥の石碑の場所に
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そのあと黒木さんのへべす園に
今年は長雨の影響であまり良くないとのことだが
28年たったへべすの木には実がいっぱい
実際にへべすの収穫体験
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そのあとは黒木さんの男の料理で
実際のへべす料理を試食
へべすのシロップ漬のシロップとソーダで割ったヘベスソーダは
爽やかでおいしい
イワシやたちのセゴシ、焼きなすなどに
たっぷりとへべすをかけると風味が一段と増す
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ゆたかなへべすの実力を満喫した一日となった
 
今年の収穫量は70トンの予想
前年比30%減の不作のようだ
 
とてつもない実力があるのにまだまだ過小評価のへべす
日向市もへべす消費拡大プロジェクト会議など
積極的な施策を展開し始めた
生産量と認知度の拡大など様々な課題があるが
今後が楽しみな宮崎ならではの木酢である