ロビンフッド族の快進撃!
アメリカの株式市場が活況だ
ナスダック市場では最高値を更新し
S&P500も最高値更新まであと一歩と迫っている
このコロナ禍が収まらない中で
実体経済と株式市場の乖離はますます大きくなっているように感じる
実質のマイナス金利でお金が投資に向かうのは理解できるが
不思議な違和感を持っている
一体何が起こっているのだろうか?
コロナ禍でアメリカ政府は2兆ドルの経済対策を行った
アメリカ政府や州からの現金給付をはじめ
失業給付金は賃金より多いケースが半数以上とも言われる
都市のロックダウン以降巣ごもりの人々が
これらの給付金を元手に
にわかトレーダーとなり活用しだしたのが
無料のオンライン株式アプリ、ロビンフッドだ
ロビンフッドはスタンフォード大学のルームメイト
ウラジミール・テネフとバイジュ・バットが2113年に立ち上げた
フィンテックのユニコーン
売買手数料無料、最低預入残高無料を打ち出し
投資経験がない人でも手軽に小口で売買を楽しめるのが人気
2019年12月には1000万口座だったのが
2020年ロックダウン直後から2か月で約1500万口座と一挙に増大した
このロビンフッド族の快進撃が今の相場の上昇の一つの要素だろう
GAFA,MS,TESLAなどなどの爆発的な上昇のきっかけは
これらのゲーム感覚のアマチュア小口トレーダーが火をつけたと言っても過言でもない
アメリカ政府のコロナ対策は今後も続く
あふれた空前の規模の現金はまたもや株式市場へと流れ込んでくる
ただ心配なのは知識のない投資家(ロビンフッド族)が
一度成功体験してしまうと、やめられなくなり
最後には大きな火傷を負う事にもなりかねないということだ
それは歴史が証明している