アートと獺祭、獺祭とアート(日本橋三越本店)
日本橋三越本店で13日から26日まで
「アートと獺祭、獺祭とアート」が開催されている
獺祭という大吟醸が、アーティストの感性を通して“物語”として感じる空間
獺祭の哲学は、アートの「そぎ落とし」「本質への集中」と驚くほど響き合う。
だからこそ、今回のコラボは自然で、必然で、そして興味深い

会場には、獺祭の酒蔵を訪れたアーティストたちが、
米、酵母、人の手、自然の循環──
酒造りの裏側にある“生命のリズム”を作品に昇華している。
浅野友理子さんの作品は、
山口の自然と酒蔵の空気がそのまま絵になったような、柔らかい生命の循環。
大小島真木さんは、
発酵の「制御と委ね」の関係性をアートにしていて、酒造りの緊張感が伝わる。
米澤柊さんは、
酒蔵の“SF的な清潔さ”をテーマにしていて、白い空間の中に静かに熱が宿っていた。
職人の手、米の呼吸、酵母のリズム──
それらがアーティストの作品の中で物語として完成している

目を引くのは、限定100本のチタンボトルシリーズ。
真田将太朗 × 獺祭 二割三分遠心分離
米澤柊 × 獺祭 二割三分「美酔」
ボトルそのものがアート作品で、 木箱や外箱まで作家の世界観が宿る。
“飲むアート”というより、“飾れる酒”のアートだ。

遊び心も楽しい「獺祭×mojojojo」
カワウソのぬいぐるみ作家 mojojojo とのコラボは、
思わず笑ってしまうほど愛らしい。
会場そのものがインスタレーション
日本橋三越本店の中央ホールは、
獺祭の哲学とアートの感性が交差する“白い呼吸の空間”に変わっている。
酒を観る。 アートを味わう。 その境界が溶けていく。


