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香りが導く焼酎新時代(柳田酒造・柳田正代表)

2023年フランスで開催されたKura Masterの本格焼酎、泡盛部門で

最高賞のプレシデント賞を取った麦焼酎青鹿毛(あおかげ)

の醸造元である柳田酒造代表の柳田正さんを訪ねた

まず案内されたのは樽の貯蔵庫

今は樽があるが、芋の収穫の時期には

ここが芋の貯蔵庫になると柳田さんは話す

毎日15度プラスマイナス2度の温度管理

湿度は95%以上に設定

芋から出る二酸化炭素は重いため貯蔵庫の下にたまる

それをに下部に設置した換気扇で

日の出、日の入りに合わせ各15分ほど稼働させる

このことの積み重ねで熟成芋ができるようになった

密いもと言われるほど甘い芋になり、これを原料にしている

蔵に足を踏み入れると日本酒メーカーから譲り受けたという

カストリ焼酎のヤブタ式の蒸留機が目に入る

蒸留機の中にはノズルが4つ

このノズルの形状や方向などを変えながら

自分なりのデータを蓄積していき

芋の特徴に合わせた味わいが出せるようになった

外側の機械も自らは工夫して作った唯一無二の物

気圧を下げ、温度を下げ、最後は水蒸気と水を抜く

このように元エンジニアならではの創意工夫が随所に見られる

今日仕込んだばかりの麦焼酎だ

ピチピチと勢いよく発酵中だ

娘が継いでくれると嬉しいですねと

笑顔で話す柳田さん

娘は日常でも甘いもので香りが華やかなものが好きなので

焼酎の味の指向は娘が好きそうなものに変えたそうだ

これで娘が自ら継いでくれると嬉しいのだが

今はまだその感じはないそうだと苦笑い!

東京の渋谷辺りの飲み屋では焼酎の意識が変わったと感じている

焼酎も香りの時代になった

オジサンではなく若い女性が多くなっている

イベントのチケットの売れ行きも良い

この新しい風は間違いなくどこかで来ると考えている

と柳田正氏は確信をもって話された

最後にペンタトニックの試飲をさせて頂いた

ペンタトニックとは音楽の5音府のこと

通常の音楽は7音府だが

日本の民謡や演歌は5音府で出来ている

どこか懐かしく、やさしいながら

デザインのごとくクリアで斬新な味わいがとても面白い

ペンタトニックは今は柳田酒造と松露酒造の2社だけだが

これからさらに広がりの輪が出来てくれればと考えている

下が芋焼酎の千本桜と青鹿毛も見える

焼酎と娘に対する深い愛情と

常に情熱をもって新しい挑戦を続ける柳田正氏の姿勢に

焼酎の未来を照らす一筋の光を見たような気がした

宮崎県酒造組合の会長になられた柳田氏は自らの蔵だけではなく

これから宮崎県の酒造蔵全体の指揮官と言える重責も担う

ますますのご活躍を祈念しております!