竹田恒泰(作家)

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか?
 
こんな興味深いタイトルの本を書いた人がいる
竹田恒泰(たけだつねやす)
1975年生まれの36歳
明治天皇の孫の孫
2006年には『語られなかった皇族の真実』で山本七平賞を受賞している
 
イギリスのBBC調査によると
2006年から3年連続で
「世界に良い影響を与えている国」 第1位は日本なのである
 
戦後日本の教育はGHQの戦略により大きく変わった
日本を2度と連合国に歯向かえない国にしようと考え
そのために日本精神を骨抜きにする必要があった
イギリスの歴史学者 アーノルド・トインビーは
世界中の民族を調べた結果として神話を教えなくなった民族は
100年続かないと言っている
とすれば連合軍の戦略はまさしくツボをついたもの
 
天皇の系譜や神話や日本書紀などの建国の話を史実として伝えることを禁じ
危険思想として封印
戦争を起こしたことへの罪悪感を植え付けた
私も思うのだが昔はどこの学校でも二宮尊徳の像があった
これはいつの間にか取り壊されていったのも
GHQの指示によるものだと考える
 
日本は明治維新で一気に欧米化し敗戦でそれに加速がついた
物質的な豊かさを手に入れ、高度な社会システムを
作り上げることができたのはその恩恵だ
 
しかし1方には欧米化による負の側面がある
それは日本の伝統文化、日本人の気質といったものを軽んじるようになった
江戸時代の終わりまでに積み上げてきた物の価値を否定し
捨ててはいけないものまで捨て去ってしまった
 
最近の世論調査によると20代の若者の70%以上が
天皇に興味がないと答えている
若者が受けてきた教育を思うと無理もない
 
日本人が日本を好きではない
日本が好きという日本人は4割しかいなく、先進国中最下位
また途上国を含めて異常なくらい低い数字
確かに日本はいくつもの問題を抱えている
しかし今までだってオイルショック、バブル崩壊など
日本はもう終わりじゃないのと言われて乗り越えてきた
 
それができたのは日本人が日本を愛し
この国を輝かせたいという思いを一つに頑張ってきたからだ
今最も懸念すべきは私たちが一つにまとまる根拠としての
日本人の誇りを持てなくなってしまうことだ
 
いま世界が抱えている問題は和平と環境ですが
これを打開するポテンシャルに一番秀でているのは日本人だと思う
日本人は縄文時代以来大自然を含めてあらゆるレベルでの調和を
美徳として積み上げています
日本人には大地の恵みに感謝して「いただく」 という精神性がある
 
『もったいない』 という言葉は象徴的です
これを最初に評価したのは
ケニアの環境保護活動家 ワンガリ・マータイさん
環境問題はもったいないの精神を実践すれば人類は
目下の問題を乗り越えられると国連で論じたのです
 
日本は世界最古の民主主義の国だと竹田は言う
天皇が国民を思い無私の心で司る
国民は天皇を仰ぎ感謝の心を持って労働する
そうした国民本位の政治が古代からおこなわれてきた
そのように国民と固いきずなで結ばれた
王朝が2000年続いている価値を強調したい
国民本位の政治システムを司る天皇の権威は
2000年という歴史の中でとてつもない重みを増した
これだけはよその国にはまねができない
 
この本で伝えたいのは
そうした日本の良さ、日本に生まれてきたことの幸せです
いかに日本が素晴らしい国かをみんなが知れば
天皇や神話の興味も広がってくる
 
竹田氏の本には元気づけられた
日本には今、地震や原発など様々な苦難が降りかかっている
大震災の災害時に規律正しい行動をとった日本人に
海外から称賛の声が上がった
日本人が忘れかけていた独自のDNAが目覚めたのだと思う
しかしまだまだ大きな苦難は立ちはだかっている
これからも日本人ならではの気質を忘れずに
原発の放射能など、今からの大きな苦難に日本の心を一つにして立ち向かっていきたいものである