,  経済

2019フィンテック100

世界の4大会計法人の一つである

KPMGが2019年度のフィンテック100を発表した。

驚くことにベスト5は全てアジア勢となっている

 

1、アントフィナンシャル(アリババグループの金融部門)(中国)

2、グラフ(シンガポール)配車サービス

3、 JD Digits (中国)  中国大手のEコマースの金融部門

4、 ゴジェック(インドネシア)配車サービス

5、 Paytm(インド) 電子決済サービス (Paypayのモデルでもある)

6、 Du Xiaoman Financial (中国)  百度系の金融サービス

7、 コンパス(アメリカ)不動産テック

8、 OLA(インド)ホテル運営

9、 オープンドア(アメリカ)不動産テック

10、    Oak North(イギリス)デジタル銀行融資サービス

 

この状況を見ると、近い将来

電子決済の分野では中国、インドがリードしていくことは疑いようがない

金融サービスにおいては将来

今までのような銀行業務はなくなっていくのかもしれない

 

配車サービスのグラフやゴジェックの2社もベスト5に入った

配車サービスは巷ではいろいろ言われているが

データドブリンの観点からは

最もデータが集まるサービスであり

今後のスマートシティの構築には欠かせないデータだと思う

つまり配車サービスとはデータだということだ

 

驚くことにソフトバンクビジョンファンドが出資している企業は

フィンテックベスト10のうち7社に出資している

まさにフィンテック企業を丸ごと総取りしている感覚だ

その一点だけは孫正義氏の先見性を感じる

 

残念なことだが

フィンテックの世界では日本の存在感はほとんどない

このような寂しい日本の現状はどうやって起きてしまったのか

抜本的な検証が必要だと思う