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沸騰!上海万博

いよいよ上海万博まで30日
中国政府は国家の威信をかけ北京オリンピックのあとの
成長の2段ロケットとして上海万博を位置づけている
 
テーマ  より良い都市、より良い生活
期間   2010年 5月1日〜10月31日  (184日間)
 
入場者数は当初の7000万人から1億人を越えると上方修正した
 
2000年ドイツで行われたハノーバー万博では1600万人と散々な結果に終わり
2005年愛知万博では6400万人 80〜100億の黒字を確保した
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上海万博は万博史上最多の242の国や地域、国際機関の出店が決定
目標の200を大きく上回った
会場面積は328ヘクタール
愛知万博の約2倍である
街のいたるところに屋外広告とキャラクター
地下鉄車内には万博の映像が流れ、
取っ手のすべての広告が上海万博のキャラクターだ
 
中国政府の 『万博センター』 『テーマ館』 『演芸館』 『中国館』
はほぼ完成した

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日本政府が出店する日本館のテーマは 『こころの和、技の和』
延べ面積7200平方メートルの薄紫色のドーム型の名称は紫蚕島(かいこじま)
太陽電池と一体化した軽量膜で屋根をおおい太陽光や雨水も利用する
総事業費 130億円を見込んでいる
 
日本企業による日本産業館は堺屋太一氏が総合プロデューサー
テーマは日本が創るよりよい暮らし
世界一のトイレなど総事業費 30億円
 
そのほか政府館のデザインを紹介したい
 
ドイツ館  調和がとれた都市
      エネルギーの源というパフォーマンスが魅力
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フランス館  感性の都市
      デザイン理念はバランス
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ポーランド館  人類が都市を創造する
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カナダ館  エネルギーに満ちた快適な居住都市
    許容性、持続可能な発展、創造性
 
ルクセンブルク館  小さく美しい
     巨大な1つの石を彫刻したかのような造形デザイン
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気になるのがアメリカだ
最後の最後まで出展が決まらず
昨年の7月17日にアメリカのロック商務長官が上海を訪れ
やっと起工式を行った
2030年の未来都市をテーマに持続可能な発展をアピールする
総事業費は
日本政府館の約半分57億円
金融危機の影響で事業費の全額は
確保できていないとの話もあるようだ
アメリカの出展は形だけ体面を保つだけの感じだ
今まで世界のリーダーだったアメリカは万博でもその存在はうすくなっているように見える
 
中国では上海万博の経済効果は一挙に上方修正され
21兆円にも上ると予想されている
テーマ 『より良い都市、より良い生活』からも予想されるように
今まで各国から散々言われてきた交通、環境、食品安全など
量的成長と質的発展の調和の取れた生活提案を
人口2000万の上海を舞台に
どう全世界にプレゼンテーションできるか?の最大の機会でもある