ごはん,酒,  感動、癒し、喜び

大甚本店(名古屋)

私が今、日本の中で好きな居酒屋のベスト3の一軒だと
思う店が 名古屋・伏見にある
年に一度はお邪魔したくなる居酒屋の名店だ
お店は伏見の御園座のすぐそばである
店の名前は大甚
創業は明治40年というから100年以上
お店の雰囲気も歴史の重さを感じさせてくれる
 
遊びがてら行くことが多いので
どうしても土曜日にお邪魔することが多い
大甚の土曜日はいつもと少し客層が違う
常連さんやサラリーマンより全国の大甚ファン、女性のグループ、カップル
が午後4時前に押しかけ、店内もうす暗いながら
営業前からなんだか熱気にあふれている
今回3時55分頃お店に入るがもうほとんどが満席状態
奥のテーブルにやっと座り4時の開店をじっと待つ
さあ4時の開店だ
お店に灯りがつき、御燗を頼み
自慢の小皿料理(200円から)を取りにいく
小皿料理は煮穴子、いわしの煮付け、イカの煮付け、さといも
なす、蝦蛄、かまぼこ、煮こごり
などなど約20種類がずらりと並ぶ
 
やっと2合徳利の御燗(690円)がきた
すらっとしたこの徳利も気に入っている
思わず一杯
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樽香が心地よい
ここは賀茂鶴の樽のお燗でこれを飲むだけで大甚に帰ってきた感じがする
ツマミは煮穴子、いわしの煮付け、煮こごり、アサリ、野菜など

IMG_1427.JPG IMG_3609.JPGのサムネール画像


周りの喧騒をBGMにゆったり体が温まる人生の幸せを

たかが一軒の居酒屋で味わうことが出来るなんてめったにない

 
ご主人は何年か前までは結構メタボな体型だったが
いつの間にかグーンと痩せられた
ただトレードマークのシャネルのメガネとそろばんだけは相変わらずだ
お燗番は奥さんの役目
お猪口を暖めお燗をさりげなく程よくつける名人芸
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自分の土地で家族経営で手ずくり
だからこそのホスピタリティとCPの高さだ
 
昭和の懐かしい居酒屋を髣髴とさせるお店だ
こんなお店は長居は無粋
次のお客さんに席を譲ろう
さっと飲んでさりげなく席を立つ・・・・
そんな粋な飲み方がとても似合う
日本の財産とでも言うべき古き良き居酒屋でもある
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正統派度 ★★★★★
 
大甚本店
名古屋市中区栄1−5−6
052-231-1909
16:00〜21:00 定休 (日、祝)