ごはん,酒,  

岩手屋(東京・湯島)

東京出張・・・
今日は共同通信の編集委員の上野敏彦さんと
東京居酒屋探訪だ
 
上野さんとは共同通信の宮崎支局長だったころからのおつきあい
上野さんはお酒にも詳しく「闘う純米酒」
神亀の本も書いたことでも知られている
そして本の装丁をしてくれたのが、あの太田和彦だ
よくこれだけ取材して調べたなあと言う程神亀の酒の深さが理解できるし
その上、品格のある装丁が映える本だ
太田和彦氏はデザイナーなんだと言うことを思い起こしてくれる本でもある
31cjIL+3cKL._SL500_AA300_.jpg 
さて今日は上野さんの案内で
御徒町と湯島の中間地点ぐらいの路地を曲がり
目指すは岩手屋
あの津波に飲みこまれた酔仙という蔵元の看板を覚えている人も多いだろう
この居酒屋は創業以来50年以上ずーっつと酔仙の酒を使ってきた
扉を開けると
年季の入った店内
カウンターの白木も使い込まれて歴史を感じさせる
さてツマミはこごみの胡麻和え、フキ、銀ムツ煮込等を取り
まずは月の輪の純米で1杯
IMG_6409.JPG
飲みながらゆっくり歓談
次は与衛門のお燗を・・・
この季節はまだお燗が心地よい
宮崎の生活はストレスのない3年8か月だったと上野さん
IMG_6408.JPG
書きたい時に文字を書き、飲みたい時に酒を飲んだと・・・・・
彼が宮崎で書き上げた本は2冊出版された
 
              総理を夢見る男 東国原英夫と地方の反乱


61egK7m+jpL._BO2,204,203,200_PIsitb-sticker-arrow-click,TopRight,35,-76_AA300_SH20_OU09_.jpg51gUHiPqbdL._SL500_AA300_.jpg

 
千年を耕す 椎葉焼畑紀行
 
宮崎では私の好きな居酒屋に行くと
一人黙々と原稿を書いている上野さんをよく見かけたものだった
彼はすべての物に興味津々
休みは必ず宮崎のどこかへ出かけ興味あるものを探し出す
椎葉の焼畑もそうだったようだ
もうすぐなくなるかもしれない日本の原風景をどう書き留めるかも
彼なりの記者本能だったのだろう
そして近い将来 都農ワインの本も出す予定だと言う
宮崎を色んな題材を深く取材し、書き
全国に情報発信していただいた上野さんの努力には敬意を表したい
 
さて最後は大吟醸で・・・・
東京の居酒屋でありながら東北の居酒屋でくつろいでいる
そんな感覚を持ってしまう岩手屋だ
IMG_6414.JPG
 
この後は2人で神田のバーでハイボールを2~3杯
おかげで今日もいい酔い心地だ
 
 
東北度  ★★★☆
 
岩手屋本店
東京都文京区湯島3-38-8
03-3836-9588
日祭日休
16:00~22:00