命の梅干(徳重文子)

日本一の梅干として名高い宮崎県都城市にある

紅梅園に行ってきた
前から行きたい、行きたいと思っていたところだ
今日の案内役はヨーロッパを中心に剣道の普及活動をしている多田夫妻
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社長で百姓の徳重文子さんの第一印象
若い、イキイキしている、背筋が伸びている
しゃべり出すと止まらない
情熱と信念がある
とても80才を過ぎているようには見えない、元気だ
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昔から病弱だった
24歳の時に結核になり死を覚悟したこともある
最後は昔から家で作っていた梅エキスに救われた
不治の病から奇跡的に生還
そして32歳の時に梅の木を植えた
福岡県八女の梅農家に通い栽培法を学んだ
品質の良いものを作りたいと思い、あえて収穫量の少ない
鴬宿梅の在来種を選んだ
体に良いものを作ると言う信念が
農薬や化学肥料を一切使わないことを決断させた
熊本の中嶋先生との出会いも大きかった
土壌研究の大家で土の命はミネラルだとの信念の人で色んな事を学んだ
 
しかし梅で食べていくのは大変だった
生活が苦しく色んなことをやった
苦しいながらも本物を作ってはいろんなところに販売に行った
なかなか思うように売れない
ある日NHK宮崎の林ディレクターに出会い、
NHK730の九州ブロックで放送された
そしてNHK今日の料理(30分番組)で
紅梅園が2回にわたり全国放送された
この番組を見ていた向笠千恵子さんがソフィアで4Pの特集で紹介した
ようやく全国的に徳重さんの梅干が知られるようになっていく
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奇跡の梅園に孫の徳重俊一郎さんが案内してくれた

草がふかふかして生えている
しかも美しい

 

ここに40年の鴬宿梅が植えられている

驚いたのは40年の梅が死んでもその梅に第2世代が生き続けていたことだ
そして土壌が素晴らしい

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梅の棒を土に刺してほしいと言われ刺してみる
1mほどずぶずぶと入っていく
驚いた!
俊一朗さん曰く土が生きているんですと
微生物がうごめきミネラルたっぷり
まるでウォーターベッドのような土だからこそ良い梅が収穫できると・・・・
 
徳重さんの梅の凄さは梅の全国標準値と比較して
ナトリウムが半分
カロテンが22倍
ビタミン関係が約1.5倍から5倍
しかもクエン酸が豊富というとてつもない梅干だと言うことが
分析の結果分かったのである
IMG_6467.JPGのサムネール画像
 
徳重文子さんは言う
土は命 私は百姓だから体に良いものしか作らない
梅肉エキスは本当に健康に良いと実感している
使い続けている愛好家の人たちの声もそうだが
日本消化器病学会総会で
白血病のがん細胞に梅肉エキスを投入したところがん細胞が死滅
肝臓疾患の患者に1日2回投与したところGTP,GOPの数値が低下
梅のリグナンという成分が胃がんの原因であるピロリ菌の動きを止める
ことなどが実験で有効だと発表された
梅肉エキスは土鍋で7~8日間煮詰めることで
血液をサラサラできるムメフラール成分の増大を図ることができる
 
梅肉エキスを皆さんに飲んでほしい
そしていくらかでも日本人の健康を治すことに役にたてればと・・・・
昔はどの家庭でも作っていた梅エキス
健康とは日本人の原点に立ち返ることこそ必要な時かもしれない
徳重さんの笑顔を見ながら実感した
 
最後に向笠千恵子さんが「日本人が食べたい本物」の本の中で
徳重さんを紹介している文章を少し・・・・
 
徳重さんの梅干しづくりは
まず健康な梅の木を育てることからと
農薬を一切使わずに40数年間コツコツと木を育ててきた
木の根元にの上には自家製堆肥と油粕、干し草、
微量ミネラルが入っているので、地中で微生物が元気に活動し
土壌全体が呼吸している
早春には凛とした花が咲き6月には青梅がすっかりふくらみ
それを摘んで下漬が始まる
熟度が乗って、お尻がポット色付いた青梅を海水天日塩で漬け込む
夏の土用の頃、南国の太陽にあてて梅に皺がよるまで干したら
今度は下漬の際に取れた梅酢と赤ジソの葉と一緒にじっくり3年間本漬けにする
出来上がった梅干は酸味と塩気の塩梅がちょうどよく
リンゴ酸(クエン酸)、カルシウム、鉄分、たんぱく質、ミネラルがすこぶる豊富
舌に転がすと深くてあったかい味が広がり命が蘇る
 
徳重紅梅園
880-0085
宮崎県都城市平塚町9825
0986-22-6325