ザハ・ハディドの建築デザイン
東京オリンピックのシンボルと言われる施設が
新国立競技場
この設計デザインの国際公募を勝ち取ったのが
イギリス在住のイラク出身の女性 ザハ・ハディド氏(63歳)だ
私が注目していたのは日本のSANAAだったが惜しくも入選となった
流線型の流れるようなフォルムは
だれもが目を奪われる強烈な存在感がある
審査員長の安藤忠雄は強いインパクトを持った作品
未来志向で日本の先見性を発信し優れた建築や環境技術を
世界に示すことができると話した
ザハ・ハディド氏は
2004年に建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を女性で初めて受賞
2009年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞
2022年のカタールで行われるワールドカップのメインスタジアムの設計も手掛けている
など世界で活躍する建築家の1人でもある
ただ問題点もある
ただよく言われることは未完の女王とも言われ
立てた建築よりも実現しなかったプロジェクトの方が有名という話もある
それとランドスケープの観点から
環境とマッチしないのではという議論が巻き起こった
しかも建築費が予想の1300億円から1800億円に
膨れ上がることも議論に拍車がかかった
東京オリンピックの正式決定を受け
議論は収まりつつあるが
国民のニーズに的確に対応したコンセプトを考えていくことと
予算は1699億円を上限とすると決定した
カタールで行われるワールドカップのメインスタジアム
このデザインもザハ・ハディド氏のもの
流線型のフォルムはカタールの伝統的な帆船をモチーフにしたもの
と言われているが
何となく東京と似ている感じを持つのは私だけだろうか・・・・・
とにもかくにも
日本の威信をかけた2020東京オリンピックの核となるスタジアム
難問ともいえるザハ・ハディドのデザインに
どう世界一と言われる日本のゼネコン技術が挑戦し
壁を克服していき、答えを出して行くかが今から楽しみでもある