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ニッカ宮城峡蒸留所

仙台空港からバスで作並温泉方面に1時間ほど行くと
雪と緑に包まれたニッカ宮城峡蒸留所が見えてくる
 
日本のウィイスキーの元祖とも言える
竹鶴正孝がモデルのマッサンがNHK朝の連ドラで放送をはじめて以来
この工場でも見学所が倍増したそう
しかも全国でウィスキーが足りないほどの人気になっているようだ
 
1967年竹鶴正孝は新川の水でウィスキーを割り
一口飲んで余市に告ぐ2番目の蒸留所建設を決めたのだという
柔らかな水はもちろん一年を通して湿潤な気候も理想的だったようだ
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この蒸留所は設計にあたり
樹木の伐採を最低限にとどめ伝染は地下に埋設
この土地の本来の起伏を生かして
効率よりも製造設備ごとに異なる建物を建設した
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実際に見てみると
レンガ色の建物と緑と雪の白が美しい
ランドスケープを重視した自然との共生を深く感じることができる
「自然を大切にしなければ美味しいウィイスキーはつくれない」
と常々竹鶴正孝が言っていた言葉が心に入っていくようだ
 
ウィスキーはこうして作られる
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ここがポットスチル
この蒸留所の特徴は世界でもまれなカフェ式連続式蒸留器
原料本来の香りと成分をしっかり残すため
あえて旧式のカフェ式を選んだ
効率よりも手間をいとわず美味しさに挑戦する
竹鶴正孝の理念はこんなところでも理解できる
 
これが貯蔵庫の樽
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マッサンが最初に挑戦したりんご汁
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奥さんのリタはご主人を
実際にマッサンと呼んでいたそうだ
2人のウィイスキーへの愛情と
受け継がれているウィスキー作りの魂を感じることのできた蒸留所だった