UBC人類学博物館(MOA)
バンクーバーの中心地から西へバスで30分ほど行くと
豊かな緑と海岸線に囲まれたブリティッシュコロンビア大学(UBC)が見えてくる
402haの広大な敷地には大学や図書館、コンサートホールや植物園
UBC人類学博物館、新渡戸記念庭園,ゴルフコースなどが点在している
学生数も5万人という総合大学で
今まで歴代のカナダ首相3人、ノーベル賞受賞者7人を輩出している
カナダ屈指の名門大学でもある
大学内を散歩、花が綺麗だ
そしてUBC人類学博物館(MOA)へ・・・・・
ここはモスキアム族の固有の領土に立てられている
最も人気があるカナダの博物館である
エントランスを抜けるとグレイトホール
高さ15メートルのガラスに囲まれた壮大な空間には
原住民が19世紀半ばに立てたトーテムポールや
彫刻品や船が展示されている
さてこれがビルリードの代表的作品
「ワタリガラスと最初の人類たち」
ハイダ族に伝わる人類誕生の瞬間を表現したもののようだ
言い伝えでは最初の人類は貝の中から生まれてきたようです
この作品はカナダ20ドル紙幣の裏にも印刷されているほど有名・・・・
ビルリードは原住民の母を持つカナダ人でアナウンサーをしていたが
次第に彫刻に惹かれるようになり
様々な作品を残しているカナダでも有名な人だ
その後は散策をしながら
新渡戸記念庭園へ・・・・・・
新渡戸は1933年
カナダビクトリアを訪れたが、その旅の中でなくなってしまった
そのことを記念して日本庭園が造られたのだそうだ
思った以上にしっかりと庭園は造られている
茶室も千宗室監修
カナダでまさかここまでの日本を感じることができるとは思わなかった
UBCのスケール感と壮大さは遙かに予想以上の物だった
まさに大学と文化が共存する街づくりのあり方のようにも思えた
日本はUBCにはもっと学ぶべき点が多くありそうだ